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特集 本・コミック特集 本・コミック

TSUTAYA BOOKS INTERVIEW- 早見あかり
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TSUTAYA BOOKS INTERVIEW- 早見あかり

「嘘」から始まる恋を描いたベストセラー小説が映画に

取材・文/松本理惠子 撮影/木村利美

インタビュー写真

早見あかりAkari Hayami

PROFILE

'95年生まれ。'11年に所属していたアイドルグループ・ももいろクローバーを脱退し、女優に転身。'13年ドラマ『斉藤さん2』他に出演。本作が長編映画初主演。

百瀬は元気なだけではない健気な女の子

ひょんなことからカップルを装うことになった高校生の男女の忘れられない恋の思い出を描く、中田永一氏の小説『百瀬、こっちを向いて。』が映画になる。ヒロインの百瀬陽役で長編映画初出演となる、女優の早見あかりさんに取材した。

― 完成した映画を観ていかがでしたか?

「自分の演技が気になって、なかなか客観的に観られなくて(笑)。でも、光の演出や主題歌などがすべて揃った時、物語の世界観が完成したのを感じました。“初恋の切なさ”や“青春の揺らぎ”みたいなものがうまく表現されていると思います」

― 役作りはどんなふうに行いましたか?

「撮影に入る前のリハーサルで、共演者や監督、スタッフで集まって何度もディスカッションをしました。一人ひとりが意見を出しあう中で“百瀬陽”への理解が深まりました。
百瀬は勝気でサバサバしていますが、内面は先輩への片想いを秘めた健気な女の子です。偽りの彼氏・ノボルを強引に振りまわすのも、きっと先輩への想いを悟られたくない強がりなのですよね。最初に私が思っていたより、ずっと大人で優しい子でした」

― 現場での雰囲気は?

「カメラが回っていない間は延々とお喋りが止まらないくらい和気藹々でした。百瀬が片想いしている先輩が、いかに酷い男かという話題で盛り上がったり(笑)。本当に共演者に恵まれて、主演のプレッシャーを感じることなく楽しんで撮影をやりきれました」

1シーンでも記憶に残る役者になりたい

― 一番印象深いシーンは?

「ラストに出てくる土手のシーンです。朝日が昇るまでのわずかな時間、1回きりのぶっつけ本番だったのですが、自然と感情が込み上げて涙が流れました。雨上がりの晴れ切らない空が、百瀬の気持ちを表しているようで感動的でした」

― 今後、挑戦したいことは?

「活字を読むのが苦手なのですが、これからは勉強のためにも積極的に読んでいきたいです。今は中村文則さんの『掏摸』を読んでいます。
女優としては、観る人の記憶に残る役者になりたい。物語に欠かせない脇役などをやってみたいです」

― 最後に読者にメッセージを。

「この映画は今初恋をしている学生はもちろん、かつて初恋をしていた大人の方にも観ていただける作品です。登場人物それぞれの立場で観ると、作品の見え方が変わったりもすると思います。たくさんの人にいろいろな楽しみ方をしてもらえたら嬉しいです」

TSUTAYA今月の一押し

文庫

『百瀬、こっちを向いて。』
中田永一/著 祥伝社 571円(税抜)

『百瀬、こっちを向いて。』

自称“人間レベル2”のノボルに美人な彼女ができた。だが、それは先輩に頼まれた偽装恋人で…。勝気で積極的な百瀬と気弱で優しいノボル、対象的な二人の奇妙な恋人ごっこが始まった。4作品収録の恋愛小説集。

映画『百瀬、こっちを向いて。』
『百瀬、こっちを向いて。』
5月10日(土)全国ロードショー
  • ●スールキートス
  • ●109分
  • ●監督/耶雲哉治
  • ●脚本/狗飼恭子
  • ●出演/早見あかり、竹内太郎、向井理 ほか

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