『女の子ものがたり』深津絵里 インタビュー 2/2

深津絵里

「映画にして大丈夫かなって思うくらい、女の子の現実を突きつけられます」

叙情的なタッチで少女たちのきずなをつづり、ベストセラーとなった西原理恵子の自伝的漫画が、待望の映画化となった。深津絵里を主演に迎えた『女の子ものがたり』は、東京で漫画家になる夢を実現させたヒロインが、故郷で幼なじみたちと過ごした昔の自分を思い出し、スランプを克服していく様子を描くハートウォームな物語。本作で、西原の分身ともいえる主人公の高原菜都美を演じた深津が、作品に対する思いや撮影の裏話を語ってくれた。

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わたしの幸せ……健康なことが何よりです

深津絵里

―― 幸せって何だろう? と考えさせられる作品ですが、深津さんが思う幸せとは?

深津:難しいけど、きっとささいなことなんですよね。住む家があって、健康でおいしいものを食べられて、お仕事をしている。その恵まれた状況が幸せなのかもしれません。ぜいたくなんて言っていられませんよね。やっぱり、健康なことが何よりです。

―― お仕事柄健康には気を遣うでしょうしね。

深津:特に舞台をやっている期間は、バランス良く食事を取って、体調を崩さないように心掛けています。病は気からって言いますけど、結構それを信じているタイプなので、いつも病を寄せ付けないオーラを出しています(笑)。

映画のようなダメ男はさすがに経験がないです

深津絵里

―― 菜都美の幼なじみたちは、多感な高校生時代にグレてしまったり、ダメ男を好きになって振り回されたりしますが、深津さんにはそんな経験はないですよね(笑)。

深津:映画のような暴力男はさすがに経験がないです(笑)。でも、西原さんは、実際にそういったお友だちをたくさん見てきたんだとおっしゃっていました。お会いしたときに、「ここを出たい、ここには戻らない」という気持ちで上京されたとおっしゃっていましたから。この作品はタイトルはすごくかわいいんですけど、そうじゃない女の子の現実をどんどん突きつけられるんですよね。映画にして大丈夫かなって思うくらい(笑)。だからこそ、女性に共感してもらえるんじゃないかと思います。

―― 最後に、西原さんが本作にカメオ出演されているそうですね?

深津:残念ながらわたしと一緒のシーンではないんですけど、すごく重要なおばちゃん役で出ていらっしゃいます(笑)。そこもこの映画の見どころの一つだと思います。




(C) 2009西原理恵子・小学館 / 「女の子ものがたり」製作委員会
取材・文:斉藤由紀子 写真:吉岡希鼓斗 編集:シネマトゥデイ

MOVIE INFO

解説

「いけちゃんとぼく」や「毎日かあさん」の原作で知られる人気漫画家・西原理恵子のベストセラーとなった自叙伝的漫画を深津絵里主演で実写映画化した感動ストーリー。スランプに陥り無気力になっている女流漫画家が、その原点である少女時代の2人の友だちとの思い出に立ち返り前向きな活力を取り戻していく姿を、瑞々しく色彩鮮やかなタッチでノスタルジックに綴る。

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