『天使の恋』佐々木希&谷原章介 インタビュー 2/2

「役に気持ちが入っていたので、涙が止まりませんでした」
女子高生を中心に大ブームを巻き起こした携帯小説が、ファン待望の映画化となった。カリスマモデル・佐々木希の初主演映画としても話題の『天使の恋』は、他人を信じられずに怠惰な日々を過ごしていた女子高生が、どこか寂しげな大学教授と出会い、人を愛することの意味を知っていく感動の物語。ヒロインの理央を熱演した佐々木と、悲しい秘密を抱えた大学教授・光輝を演じた谷原章介が、作品への想いや撮影の裏話を語ってくれた。
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寒竹監督はカリスマ性があってすごい!
―― 本作は27歳の女性監督、寒竹ゆりさんの長編デビュー作でもありますね。
谷原:寒竹監督にはかなり刺激を受けました! 女性監督は何度も経験があるんですけど、寒竹監督はお若いし、脚本も書いていらっしゃるので、相当こだわりがあるんじゃないかと思っていたんです。でも、自分のこだわりだけを特化させずに、ちゃんと周りの意見も聞いて、なおかつ現場の進行も考えてくださる方でした。スタッフを引っ張っていくカリスマ性もあって、すごいなと思いました。
佐々木:寒竹監督とは撮影に入る前のレッスンからずっと一緒だったんですけど、納得がいくまで話してくださる方でした。わたしがわからないことがあると、理解できるまでとことん説明してくださるんです。毎日会っていたこともあって、まるで家族のような、何でも教えてくれるお姉ちゃんみたいな存在でした。
谷原:理論立てて考えがちな男性と違って、女性の場合は感覚的なところがあるので、伝え方がわかりづらいこともあるんです。でも、寒竹監督はとてもわかりやすく理路整然と伝えてくださる方でしたね。
佐々木:でも、レッスンのときの監督はかなりスパルタでした(笑)。
涙がどんどんこみ上げてきてしまいました……
―― 監督が撮り下ろした佐々木さんのセミヌードのポスターも話題になっていますね!
佐々木:ポスターの撮影は、寒竹監督をはじめ、映画のスタッフばかりだったので、そんなに緊張しないでできました。仕上がりにも大満足です!
―― 最後に、お2人が特に印象に残ったシーンを教えてください。
佐々木:理央の前で友だちが自殺してしまうシーンですね。涙がどんどんこみ上げてきてしまって、すごく印象に残っています。谷原さんとの場面では、光輝の病気を初めて知って、病室で彼の気持ちを聞くところです。理央に気持ちが入っていたので、とても切なくて……。監督からカットの声が掛かっても、しばらく涙が止まりませんでした。
谷原:美しい映像や登場人物の心情の描き方など、どのシーンも台本を読んだときのイメージをはるかに超えていました。援助交際やいじめといったショッキングな要素も、ちゃんとストーリーに溶け込んでいて、誰が観ても前向きな気持ちになれる作品に仕上がったと思います。ぜひ多くの方に観てもらいたいですね。
取材・文:斉藤由紀子 写真:高野広美 編集:シネマトゥデイ
解説
ケータイ小説史上最高のアクセス数を誇り、書籍も大ベストセラーとなった純愛ストーリーを映画化。過去のトラウマから人を信用することができず、お金だけに価値を感じ、自分にとって都合のいい人間で周りを固めようとする女子高生・理央(佐々木希)。しかし、ある日大学教授の光輝(谷原章介)に出会い、初めて人を愛することの意味を知るのだが……。

