『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』インタビュー 1/2

「現場の楽しい雰囲気が、そのままスクリーンに出ているような気がします」
高校中退で元ニートの青年を中心に、徹夜も当たり前のブラック会社で働くプログラマーたちの奮闘を描く映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。インターネット掲示板の書き込みから生まれた実話に基づく本作で、主人公のマ男を熱演した小池徹平と、無責任なリーダーを演じた品川祐、恋愛体質の派遣社員・中西さん役のマイコ、人格者の藤田さんにふんした田辺誠一の4人が、作品について熱く語った。
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作品を観終わった後に励まされました
―― 独特の世界観を持つ作品ですが、完成版をご覧になった感想は?
小池徹平(以下、小池):完成した映画を初めて観るときって、内容よりも自分のことが気になってしまうんですが、この作品はとてもクオリティーが高くて面白かったです。テンポもよかったし、マ男が悩みを乗り越えて成長していく姿をわかりやすく表現できたと思います。
品川祐(以下、品川):本当に面白かったですね。テンポがあるとテレビ ドラマに近くなってしまいがちですけど、ちゃんと映画になっているんですよね。CGの使い方もブッ飛んでいるし、スクリーンで観ても迫力があって、すごく小気味のいい作品です。
マイコ:初めは落ち着いて観られなかったんですけど、思った以上に共感できる作品になっていました。すごく笑えて、見終わった後に励まされて、わたしも今日から頑張ろう! って思いました。
田辺誠一(以下、田辺):ほとんどオフィスだけで進行する話ですし、室内のシーンが多いのですが、色々派手な所もあって、あっという間に見終わった感じです。それぞれのキャラがすごくクッキリハッキリしているし、クッキリハッキリしているんで……。
マイコ:今、2回言いましたよね(笑)。
品川:そのフレーズ、気に入ったんですか(笑)?
田辺:(笑)。それぞれのキャラの個性が際立っていて、その真ん中にいるマ男くんの抱えているものがキチンと伝わってきたなという感じでした。
田辺さんがめちゃめちゃ面白い!
―― ブラック会社でチームを組んでいたみなさんですが、撮影中のチームワークはいかがでした?
小池:すごく和気あいあいとした現場で、本当に楽しかったです。
マイコ:波長が合うというか、会話がなくても居心地がいいんですよね。
田辺:でも、野球チームは作らない、みたいな(笑)。適度なラインがあってよかった。
品川:そうそう、休みの日に集まったりするわけじゃないんだけど、現場では最高! みたいな感じですね。かといって、みんなが集まっているから自分もいなきゃいけないといった雰囲気ではなくて、すごく自然な空気感でした。
―― 今回共演されて、イメージと違うなと思った方はいますか?
品川:田辺さんです! 面白い役じゃないのに、何か所か面白い芝居をしているシーンがあって、それがたまらないんですよ!
田辺:いやいや、台本に書いてあるからね(笑)。
品川:いや、台本にないことをやっていますよ。マジメないい人の役なので、ふざけ過ぎるとキャラ的に遠くなってしまうから、ほんの少しだけうまーく外しているんです。例えば、「消臭力!」って叫んだ後に、小さく「消臭力……」って繰り返してみたり(笑)。
小池:すごく細かいんですけど(笑)、めちゃめちゃ面白いんです!
田辺:(にこやかに微笑む)。

