『アバター』サム・ワーシントン&シガニー・ウィーバー インタビュー 1/2

「この映画は、地球に住んでいるわたしたちにとって最高の贈り物になる」
最新作『アバター』は、『タイタニック』以来長編映画としては、12年ぶりにメガホンを取るジェームズ・キャメロンが、構想14年という長い時間を費やし、ハリウッドが持ちうる最先端の映像技術を駆使して作り上げた注目作だ。主人公ジェイクを演じたサム・ワーシントンと、植物学者グレースを演じたシガニー・ウィーバーが、キャメロン監督とのエキサイティングな仕事を振り返った。
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初めてアバターの姿を見たときは、本当に息をのんだ
―― 東京国際映画祭のフッテージ上映では、多くの観客が映像のすごさに圧倒されていました。完成した映像をご覧になった感想を聞かせてください。
サム・ワーシントン(以下、サム):最初にテストで観た映像は安っぽいビデオゲームみたいだったのに、完成した映像ではあそこまですごいことになっていたのには、驚いたよ。面白いのは、10秒先に何が起こるかわかっているはずなのに、何回観ても楽しめちゃうんだ。まるで10歳の子どもみたいにね。
シガニー・ウィーバー(以下、シガニー):わたしは、この映画の核となるアバターの姿に驚かされたわ。初めてアバターの姿を観たときは、本当に息をのんだわ。これまで観てきたキャラクターのどれよりも重厚で、リアルで、動きがとてもスムーズでしょ? まるで人間の体のようなあの生き物に、誰もがびっくりすると思うわ。撮影中は、一体どんなクリーチャーが登場するのか想像もできなかったけど、パンドラに住んでいるクリーチャーはどれもパワフルで、彼らが登場しただけで圧倒されてしまうはずよ。
素晴らしい世界の一部となれたことを誇りに感じている
―― 『アバター』は、世界中から注目された作品ですが、主人公に抜てきされてプレッシャーはありませんでしたか?
サム:特に感じなかったよ。役者として、自分で何をやっているのかも、よくわからないまま、言われた通りやっていた感じだったからね(笑)。僕が思うに、映画の中でプレッシャーを感じるっていうのは、自分が映画の一部であるということに、誇りを感じていないからではないのかな。僕は、監督が作り上げた素晴らしい世界の一部となれたことをとても誇りに感じているんだ。
―― シガニーさんは、『エイリアン』以来のキャメロン監督とのお仕事でしたが、印象に残っていることはありますか?
シガニー:サンディエゴで行われたコミコンに、ジム(キャメロン監督)と出席したとき、彼がこんな風に話していたの。「この映画は、僕が14歳のときに観たかった映画で、そのときの思いを目指して作っている。この映画は、みんなが持っている自分の中の14歳に語り掛ける映画です。そして、何度も何度も観たくなるような映画として仕上がっています」って。ジムがこの映画に注ぎ込んだ時間と努力を考えると、この言葉がとても印象的に感じられたわ。

