『アバター』サム・ワーシントン&シガニー・ウィーバー インタビュー 2/2

サム・ワーシントン&シガニー・ウィーバー

「この映画は、地球に住んでいるわたしたちにとって最高の贈り物になる」

最新作『アバター』は、『タイタニック』以来長編映画としては、12年ぶりにメガホンを取るジェームズ・キャメロンが、構想14年という長い時間を費やし、ハリウッドが持ちうる最先端の映像技術を駆使して作り上げた注目作だ。主人公ジェイクを演じたサム・ワーシントンと、植物学者グレースを演じたシガニー・ウィーバーが、キャメロン監督とのエキサイティングな仕事を振り返った。

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作品の持つ世界観を理解するのに3日かかった

サム・ワーシントン&シガニー・ウィーバー

―― 壮大な世界観を持つアバターの世界に、演じながらついていくことはできましたか?

サム:ジムはとても頭がいい監督で、僕たち役者をとても大切にしてくれる人だから、たとえ何もないステージで演じていても、いつも「このシーンの背景は、こんな風になっていて、こんなクリーチャーが登場する」っていうイメージを説明したり、見せてくれたりしていたんだ。そうすることで、自分のイマジネーションもフル活用できた。だから、世界観に取り残されることなく演じることができたよ。

シガニー:初めてこの台本を渡されたとき、作品の持つ世界観を理解するのに3日かかったわ。でも、地球上にいることを前提にして想像することは不可能だった。だって空に浮かぶ山なんて、地球で考えたらどうやったってありえないでしょう? だから、地球人として想像するのはやめなきゃって思ったわ(笑)。

サム:僕もジムに聞いたんだよ。これ、一体どうやって映像化するつもりなんだってね(笑)。だって空に浮いている山なんてどこにもないよって。そしたらジムが僕を、あきれながら見つめて「お前、本当にバカだなぁ……」って言ったんだよ(笑)!

シガニー:わたしが不可能だと思っていたことを、ジムがすべて実現してみせてくれたから、完成した映像を観たときは本当に感動して涙が出ちゃったわ。しかも素晴らしい完成度でね。わたしが想像していたものより、もっともっと美しいものがスクリーンに出来上がっていたの。彼は自分がやりたいと思っていたことを見事にやり遂げてみせた。この映画は、地球に住んでいるわたしたちにとって最高の贈り物になると思ったわ。そして美しいパンドラは地球にリンクして、もっと自然を大切にする気持ちが生まれるんじゃないかしら。

日々の撮影で、僕も自分の中の血と汗と涙をささげた

サム・ワーシントン

―― エキサイティングな撮影が終わって、いよいよ公開されるわけですが、今のお気持ちを聞かせてください。

サム:映画は一度作ってしまえば永遠に残るものなんだよね。だから日々の撮影で、僕も自分の中の血と汗と涙をささげたつもりだよ。観客のみんながスクリーンで観るものは、ジムの心の中にあるもの、想像力のすべてが描かれていると思う。そして僕たち俳優もジムの期待に応えるように、ベストを尽くしたつもりだから、観客の皆さんに僕らの熱意を受け取ってもらえればとてもうれしいよ。

シガニー:今回、サムやゾーイをはじめ、素晴しい人たちと、素晴しい経験ができたことをとてもうれしく思っているわ。一つだけみんなに言っておきたいことは……、この『アバター』という映画の旅は精神的なものだけでなく、観客にとっても肉体的な旅になるはず。それを、ちゃんと覚悟して観てほしいわ!




取材・文・編集:シネマトゥデイ 写真:高野広美
(C) 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

MOVIE INFO

解説

『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに発表した、最新の映像技術を駆使して作り上げたアドベンチャー大作。ある衛星にやって来た人類と、その星にもともと住む者たちによる激しい戦闘を、迫力の最新3D映像で見せる。出演者は『ターミネーター4』のサム・ワーシントンほか、キャメロン監督とは『エイリアン2』以来久々にタッグを組むことになるシガニー・ウィーバーら実力派が顔をそろえる。構想14年、製作に4年をかけたキャメロン監督による壮大な物語と斬新な映像美に酔いしれる。

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