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【注目】
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エリザベス:ゴールデン・エイジ

2008-02-05
エリザベス:ゴールデン・エイジ

 10年前に、「エリザベス」が公開された時は続編などというものが作られるなんて思いもしなかった。ケイト・ブランシェットの“ヴァージン・クイーン”の凛々しさで“一丁上り”と思っていたので、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」が公開されるのが不思議な気がしたし、意外でありました。ところが見てビックリ。前作より数段も大作になっていたからです。プロテスタントを国の宗教とした父のヘンリー8世の遺志を継いだエリザベスの、今回の最大の敵はカトリックの大国スペインだった。幽閉されていた従姉妹、スコットランドの女王メアリー・スチュアートを死刑にしたことでフェリペ2世が怒り、1万人規模のスペイン無敵艦隊をイングランドに向かわせたのだ。迎え撃つエリザベスは甲冑に身を包んで前戦におもむくのだった…。この戦いが始まる前の段階でクライヴ・オーウェン扮する航海士ウォルター・ローリーへの淡い想いが描かれるが、それより、やはり国難に立ち向うエリザベスの姿の神々しいこと。ラストの岬の先端に立つケイトは、まさにエリザベス女王そのもの、といってもいいくらいの貫禄がそなわっていました。映像は勿論素晴らしいのですが衣装の美事さは特筆すべきでしょう。そして音楽、録音(城の中を歩く時の絹ずれの音など)も、また拍手ものであります。
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Film(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. Artwork(C)2008 Universal Studios. All Rights Reserved.

プロフィール

おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。 テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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