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スパイダーウィックの謎

2008-04-22
スパイダーウィックの謎

 私は「ネバーランド」で初めて“フレディ・ハイモア”という子役を見た時、とても生きている少年という風に思えなかったのです。
ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」を見た時、ああ、この子は現実の世の中より、どちらかというと“ファンタジーの世界”に住む子供なんだなあとふっと思ったものでした。リュック・ベッソンの実写とアニメを併合した「アーサーとミニモイの不思議な国」で、その気を一層、強くしました。「スパイダーウィックの謎」を見る前、なんの知識も情報も見ないで試写にのぞみ、F・ハイモアが2役を演じることを知り、なんとなく期待してしまったのです。妖精の世界の悪玉と戦う少年だ、というのでありますから…。“スパイダーウィック”とは人の名前で、ハイモア扮するサイモンとジャレッドの“大叔父、アーサー・スパイダーウィッグ”のこと。この双子の兄弟と姉のマロリー、母親のヘレンは、アーサーが80年前に建てた奇妙な屋敷に引っ越してきました。扉をあけて入った途端、信じられないことが次々を起こります。勝ち気で、冒険好きのサイモンは屋敷の中にある不思議な部屋で、アーサーが書き上げた一冊の本を見つけます。その“妖精大図鑑”には“警告”がつけられていて、開けてはいけない、と書かれていました。サイモンは、その封印を解いてしまいます…。さあここからはCGとVFXを駆使しての悪妖精と双子の兄弟と姉の連合軍との、華麗で、少し醜悪で、楽しい戦いが繰り拡げられていきます。まったくF・ハイモアはファンタジーの世界の住人だと判るのであります。大人も充分、楽しめるファンタジーの秀作です。
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プロフィール

おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。 テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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