おすぎのシネマ言いたい放題|映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このなかにある!


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ウォッチメン

2009-03-17
ウォッチメン

 私は、いつでも書いているように“アメコミ”には非常に不案内であります。“スーパーマン”や“スパイダーマン”くらいは知っていますが、“ヘルボーイ”なんてものになると映画になって初めて、フーン、そういうものがあったのかぁ、となるのです。作り手にもよりますが、ギルレモ・デル・トロが作るとなると文句なく大ファンになってしまう、“本家”を知らないで“分家”でスパークしてしまう体質らしいのであります。

福岡の友人が「“ウォッチメン”が楽しみなんだ」と言うのを聞いて、この人、何を言っているのだろう、と思いながら「ウォッチメン」、どこかで何かを見た記憶がある、確かパラマントの試写室でポスターを…、スマイルバッチ(ピースバッチ)の黄色い丸いデザインに血がついて宙に浮いていたような…。「アメコミで最高傑作だと思うんだ…」と彼は言って概要を話してくれました。「“ミスター・インクレディブル”っていうアニメがあったでしょっ、昔は“スーパーヒーロー”だった超人たちが、自分の超能力を隠して生きていかなければならなかった、という、あれと同じようにニクソンの時代、というよりニクソンがウォーターゲート事件が無く、政権を維持している1985年、ひとりの男が殺されるところから始まるんだ…。彼は1960年代、70年代に起きた数々の事件の陰にいた“監視者”のひとりだったんだ…。ここから奇怪で面白い、驚くような事件が展開されていく、これが“ウォッチメン”なんだ。」このアメコミを「300/スリーハンドレッド」のスタッフが映画化。驚異の映像と信じられないストーリーで2時間43分、スクリーンに目が釘づけでした。映画好きなら必見の一本!!
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プロフィール

おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。 テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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