おすぎのシネマ言いたい放題|映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このなかにある!


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私の中のあなた

2009-09-29
私の中のあなた

映画に“讃否両論”有り、というのは良いことなのか、悪いことなのか、私には判断出来ませんが、“話題性”ということになれば、良い方に振られるのかもしれません。

「私の中のあなた(日本で出版された原作のタイトルが“わたしのなかのあなた”ということなので、映画の邦題がこうなったのでしょうが、私は原題の“マイ・シスターズ・キーパー”のほうが、この映画にはピッタリだと思います)」は、11歳のアナが、売れっ子弁護士のもとを訪れ、“両親”を訴えたいと言うところから始まります。白血病(2歳のときに発症)の姉ケイトのために腎臓のひとつを提供するように母親に言われたから…と。アナはケイトの命を長らえるために、遺伝子操作で作られたドナーとしてこの世に生を受け、幼い頃から、何度も姉のために手術台に乗せられ身体を切り刻まれてきたのだという。弁護士アレグザンダーは、アナの訴えを聞き入れ、裁判へ…。突然の訴訟に驚き、戸惑う両親。特に母親のサラは激怒しアナを叱り飛ばし、訴えを受けてたつことに…果して、裁判の結果は…。

けれど、裁判劇を構築している映画ではありません。どちらかというと“SF(アメリカも日本もドナーを生むことを良しとしていないらしので…)”として見るべきでしょう。姉ケイトの苦悩、家族というもの…愛というもの…死というもの…をラスト30分、号泣し、スクリーンが見えにくい状態で考えさせられました。
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「私の中のあなた」劇場・作品情報
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プロフィール

おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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