おすぎのシネマ言いたい放題|映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このなかにある!


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運命のボタン

2010-04-28
運命のボタン

 キャメロン・ディアスと、「魔法にかけられて」で王子様役を演じたジェームズ・マースデンが本格的サスペンスに挑みました。C・ディアスは初めての役柄。その日暮しに近いギリギリの生活をしている夫婦のもとに正体不明の老人が現われ、木製の装置に赤いボタンがついた箱をキャメロンに見せて言う。「この赤いボタンを押すと2つの事が起る。ひとつはあなたの知らない誰かが死ぬ。ふたつ目はあなたは現金100万ドル(約1億円)を手にすることが出来る。この事は夫以外に話してはいけない、という条件つきで…。考える時間は24時間、さて、あなたはどうする…。」
 当然、映画ですからボタンを押しますよネ。さあ、何が起るかが最大の見どころになります。原作はリチャード・マシスンが1970年に発表した短編ですが、それはあくまでもアイデアを借りただけみたいです。監督は2001年に26歳で「ドニー・ダーコ」を監督して注目されたリチャード・ケリーで、脚本も担当してストーリーを膨らましています。キャメロンが生活に疲れた主婦をそれらしく演じていて、今、1億円あったら助かるわぁ的気分を上手にあらわしています。謎の老人に扮するのは「フロスト×ニクソン」のニクソン役のフランク・ランジェラで、彼が何者なのかを観客が見極めることで、面白さが俄然、変わってきます。
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「運命のボタン」劇場・作品情報
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プロフィール

おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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