クレイジー・ハート
本年度“米アカデミー賞主演男優賞”でオスカーを受賞したのが“ジェフ・ブリッジズ”でした。その時点で、この「クレイジー・ハート」という映画は未見だったので、ニューヨークですでに見ていた友人の渡辺祥子さんに聞いたところ、「ジェフが最高!!とてもいいのよ!!」と絶賛だったのです。そして、試写でした。ファーストシーンからスクリーンに入りこんでしまいました。一時は“伝説のシンガーソングライター”とまで呼ばれ、人気者だったバッド(J・ブリッジズ)も、57歳の今はドサ回りの歌手となり、今日もコロラドのボーリング場での小さなコンサートに向かうために車を運転している、というのが冒頭の車の走りのシーンなのです。車を走らせるというのが日常になっている生活を、ファーストシーンから美事な映像処理で見せてくれるのは、俳優から監督になったスコット・クーパーであります。彼は脚本、製作も担当し、つくづく映画は脚本が良くないと話にならないなぁと感じ入りました。マギー・ギレンホール扮する子持ちの記者とのラブストーリーもありますが、ロバート・デュヴァル扮する親友のバーのマスターや、バッドの弟子で今ではカリスマシンガーとなっているトミー・スウィート役のコリン・ファレルとの男同士の関係を描いている部分は最高であります。中年男3人が歌を披露してくれます。
特にC・ファレルには拍手、拍手です。本格的音楽ドラマの秀作を堪能してください。
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■「クレイジー・ハート」劇場・作品情報
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(C)2009 Twentieth Century Fox

