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借りぐらしのアリエッティ

2010-07-15
借りぐらしのアリエッティ

 スタジオジブリの最新作で前売りの売り上げが史上最高とか言われているのが「借りぐらしのアリエッティ」であります。原案というか原作というかは、イギリスの作家メアリー・ノートンの“床下の小人たち”でありますが、それを現代の日本に移し変えての映画化です。
 少年翔は心臓の病気で、一週間後に手術をするというのに父にも会えず、忙しい母は海外へ出張というので、祖母の家にあずけられるところから始まります。庭に出て歩いている時、彼は小さな人間を見つけます。それが床の下で生活している小人の一家のひとり娘アリエッティでした。父ポッドと母ホミリーの3人暮しで、生活の必需品は人間たちが住んでいる床の上の家から“借り”て生活しています。ですから、映画の冒頭でポッドと一緒にアリエッティは“かり(狩り)”に出掛けます。“角砂糖”と“ティッシュペーパー”などが“獲物”で、床の下を歩くことが大冒険になります。鼠、ゴキブリ、白蟻、コオロギなどが天敵だし、人間の住む床の上に行くには困難が山積みであることを見せてくれます。フーンこんな風なファンタジーがあるんだ、と思いながら、リュック・ベッソンの映画と似ていなくもないかなぁ、それにしてもストーリーが単純すぎて、山あり谷ありにならないなぁ。アリエッティのキャラも悪くないし、翔も美少年だし、バックの絵なんか綺麗に出来ているのに…と、何かもの足りなさを感じてしまいました。小人たちのサイズの実感が無いのも難!!
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「借りぐらしのアリエッティ」劇場・作品情報
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2010 GNDHDDTW

プロフィール

おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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