TSUTAYA online ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009特集


【注目】
【注目】

■現地レポート


1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目
2月26日から始まった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」。
名前は知っているけれど実際はどんな映画祭なのか分からない、行ってみたいけれど夕張ってどうやって行くのか分からない……など、疑問を持っている人は多いはず! 
というわけで、ゆうばり映画祭とは一体どんな映画祭なのか現地から毎日レポートをお届けします。

 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭/4日目

映画祭4日目です。開催期間は5日間なのであと1日ありますが、この日にクロージング作品の上映や閉会式が行われます。オフシアター・コンペティション部門のグランプリも発表ということで、一体どの作品が選ばれるのかドキドキの1日となりました。

午前10時。まずは特別招待作品『チェイサー』が上映されるゆうばり市民会館へ。この映画を監督しているのは韓国のナ・ホンジンという新人監督なのですが、この監督かなりの実力の持ち主。初の長編である本作があまりにも素晴らしく、レオナルド・ディカプリオによるハリウッド・リメイクがすでに決定しているほど注目されているんです。そんな話題作とあって会場も多くの人でにぎわい、上映終了後に行われた舞台挨拶では興味深い話がいくつも飛び出しました。実際に韓国で起きた連続殺人鬼ユ・ヨンチル事件をベースに描いていること、残酷な事件が存在していることを忘れないためにこの題材を選んだこと、ソウルの街中での撮影がとても困難だったこと──。

なかでも会場の笑いを誘ったのは、ロケ地についてのエピソードです。日本ではドラマや映画のロケ地はその後、観光名所になったりして活気付いたりしますが、『チェイサー』はその逆だったのだとか。「マンウォン町という設定になっているのですが、実はマンウォン町ではなく違う街で撮影をしているんです。なのに、マンウォン町の土地や家の値段が下がってしまって、苦情がきてしまいました」と、監督。でも、社会現象になるということは、それだけ影響力があるという証です。

ナ・ホンジン監督
▼『チェイサー』のナ・ホンジン監督

また、ゆうばり映画祭は韓国との交友の深い映画祭でもあり、“PiFanスペシャルプレゼンテーション”(※ PiFan:プチョン国際ファンタスティック映画祭)というプログラムも開催。そこでは『悪人よ、地獄行き急行列車に乗れ』、『タチマワ・リー 〜悪人よ、地獄行き急行列車に乗れ』、ナ・ホンジン監督の短編『汗』という、普段なかなか観ることのできない作品が上映され、映画ファン、特に韓国映画ファンにとってはたまらない企画となりました。
それぞれの上映前後にトークショーもあり、『汗』の上映前、上映後にはナ・ホンジン監督が登壇。「当初この作品のタイトルは『この子の父親は誰だろうか?』というものでしたが、いろいろあって『汗』というタイトルに。ただ、『チェイサー』にもそれと似たテーマが入っていると思います」と、裏話を語ってくれました。

そして、夕方5時からは閉会式が行われ、グランプリが発表されました。今年オフシアター・コンペティションに寄せられた作品の数は302本。
そのうちの10作品が映画祭で上映され、見ごとグランプリに輝いたのは──『SR サイタマノラッパー』入江悠監督です! 
グランプリには副賞として次回作制作支援金200万円が贈られ、来年のゆうばり映画祭にて新作が発表されます。入江監督の新作を観るために「来年もゆうばり映画祭へ来よう!」と、思ったのでした。
審査員特別賞は『夜のゲーム』チェ・ウィアン監督が、北海道知事賞は『大拳銃』大畑創監督が受賞。どの監督も「自分の作品を多くの人が観てくれたこと、それが何よりも嬉しい」と喜びを語り、映画祭は新たな才能の発掘の場であることを実感しました。


▼受賞した3名の監督たち。
左から 入江悠監督、大畑創監督、チェ・ウィアン監督

▼クロージング・セレモニー

最後は食べ物ネタです。写真の中華まんは毎日会場で販売していた“シネガーまん”。ゆうばり映画祭のシンボル・キャラクターであるシネガー印の入ったピザまんで「帰るまでに1度は食べなくては!」と、4日目にいただくことに。もちろん、とっても美味しかったです!

(text/photo:Rie Shintani)

にくまん
▼これもゆうばり名物(?)ピザ味の“シネガーまん”

1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目

話題の映画がDVD化したらメールでお知らせ!

検索


検索画像 フッター