雷桜

美しくも奇妙なその桜が、二人の運命を変えた。10・22 FRI Roadshow

NEWS

2010.9.20 雷桜キャンペーン開始。


INTRODUCTION

愛する人と結ばれることが許されなかった時代。運命に挑み、愛を貫いた二人。日本版「ロミオとジュリエット」が誕生した−

原作は、時代小説というジャンルながら、多くの女性読者に支持されてベストセラーとなっている、宇江佐真理の小説「雷桜」。その魅力は、“身分の違い”という運命に翻弄された男女の命懸けの恋愛。生きてきた環境が全く違う二人が、惹かれあい、運命の恋に落ちる。しかし、周囲がそれを許すはずはなく……

将軍の血を引く宿命ゆえに、心に病を抱えてしまった男・斉道を演じるのは、岡田将生。第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を初めとした数々の映画賞を受賞。2010年も数多くの映画公開作品を控え、いま日本映画界で最も注目されている若手実力派俳優。将軍家に生まれた運命と、一人の女性を愛する男としての感情の狭間で葛藤する斉道を、リアルかつ繊細に演じている。 一方、山奥深くで育ち、本能のままに生きてきた自由奔放な女・雷を演じるのは、蒼井優。今や日本映画界に欠かせない若手実力派女優である。19歳のときに原作の小説「雷桜」を読んで以来、「映画になったところが見たい」と切望していたが、念願がかなった。もとは庄屋の娘・遊として生まれながら、赤ん坊の時に誘拐され、山で育つという数奇な運命を辿って来た雷。そんな二つの名を持つヒロインを、ナチュラルな存在感で演じている。

メガホンをとったのは、2003年の『ヴァイブレータ』で数々の映画賞を受賞し、2009年の『余命1ヶ月の花嫁』で興収30億円を超える大ヒットを記録した、廣木隆一監督。本作は監督にとっては初の時代劇となるが、そこは繊細な心理描写に定評のある廣木監督。映画『雷桜』を、時代劇という枠に囚われることなく、美しくて、儚くて、切ない、至極のラブストーリーへと昇華させた。

STORY

徳川家に生まれた斉道(岡田将生)は、孤独で退屈な日々を送っていた。ある晩、家臣の瀬田助次郎(小出恵介)が眠れぬ斉道に言った。「私の故郷・瀬田村の山には天狗がおります…」助次郎の話に興味を持った斉道は、瀬田村へ向かう。

瀬田山で生まれ育った雷(蒼井優)は、父・理右衛門(時任三郎)と二人きりで自由奔放に暮らしていた。山が乱されないよう、山に入った村人を脅して追い払っていた雷。やがて村人の間で噂が広がった。「瀬田山には天狗がいる…」 斉道は瀬田村に向かう道中、御用人の榎戸角之進(柄本明)らが止めるのも聞かず、一人「天狗の棲む山」へ馬を走らせる。そこで斉道は雷に出会う。村に戻った斉道は助次郎に「女の天狗に出会った」と話す。すると、助次郎が斉道に告げた。「その天狗は、二十年前に誘拐された私の妹、遊に違いありません」

雷は村へ戻り、遊として生きた。そして斉道と遊は、美しくも奇妙な巨木《雷桜》の下で再会する。山の外を知らない遊は、“身分の違い”など意識せず、まっすぐな気持ちで斉道に向き合う。斉道にとって遊は、初めて“殿”という立場抜きに話せる存在となった。互いに惹かれあう二人。しかし、周囲がそれを許すはずはなかった―