STORY
人類の運命を握る男 謎の女を連れて、地球を横断する。
1 セルビア
度重なる戦争で荒廃し、広大な放射能汚染地帯があちこちに点在する近未来の地球。新セルビアの集合住宅に身を潜めるトーロップは、大金と引き替えにあらゆる危険な仕事をこなしてきた最強の傭兵だ。そんなトーロップのもとに奇妙な依頼が舞い込む。浅からぬ因縁のある国際的マフィアのボス、ゴルスキーが、ある若い娘を6日間でアメリカまで運ぶという仕事を持ちかけてきたのだ。血生臭い日常に疲れきっていたトーロップは、争いごととは無縁の新たな人生を夢見て、最後の大仕事を引き受ける。
2 モンゴル
ゴルスキーが手配したリムジンに乗り込んだトーロップは、モンゴルの僻地にたどり着く。新興宗教団体ノーライト派の修道院の入り口で彼が対面したのは、オーロラという美少女と彼女の厳格な保護者であるシスター・レベッカ。このオーロラこそ、トーロップがアメリカへと運ぶ“荷物”なのだ。かくして3人の10,000キロに及ぶ地球横断の旅が始まった。
3 ロシア-カザフスタン国境の町トロイック
リムジンを乗り捨て、足早にトロイツクの駅に向かうトーロップたち。ところが無数の露天商や市民でごった返す市場を通りかかったオーロラが突然脅えだし、パニックに陥ってしまう。「そっちに行っては駄目!」。オーロラがそう絶叫した次の瞬間、市場を揺るがす大爆発が起こる。
4 ロシア・ウラジオストク〜べーリング海峡
列車でウラジオストクに着いたトーロップは、難民キャンプでオーロラの身を狙う謎の一味に急襲される。大乱闘の末にオーロラを奪還した彼は、ベーリング海峡を渡るため、旧知の密輸業者フィンの手引きで潜水艦に乗り込む。その際、再びパニック状態になり暴れ出すオーロラ。重い口を開いたレベッカが、オーロラに関する秘密をトーロップに打ち明ける…。
5 アラスカ〜カナダ・キティマット
アラスカのミリタリー・ゾーンに上陸した4人は、スノーモービルでカナダへの国境をめざす。その途中、無人戦闘機の襲撃を受けたトーロップは大怪我を負うが、オーロラのとっさの応急処置で意識を取り戻し、裏切り行為を働いたフィンを射殺。相次ぐ苦難を突破してきた3人の間には、家族のような絆が芽生え始めていた。
6 ニューヨーク
ゴルスキーから手渡されたパスポートを首に注射したトーロップはオーロラ、レベッカと共に旅客機でカナダを発ち、ついに目的地ニューヨークに到達する。しかしノーライト派の狂信的な教主が、地球の未来を揺るがす邪悪な陰謀の実現のためにオーロラを利用しようとしている事実が判明。そしてオーロラ自身の肉体に衝撃的な異変が起こっていることが発覚する。
さらなる出生の秘密を隠し持つオーロラをノーライト派に引き渡すか、それとも彼女を守るべきか。一度たりとも仕事に私情を挟んだことのないトーロップは、初めて死を覚悟して壮絶な闘いに身を投じていくのだった……。





