ROOKIES

『ROOKIES-卒業-』夢が俺たちを強くした。

5/30 ROADSHOW

INTERVIEW

佐藤隆太(川藤 幸一)

TVシリーズが終わってから映画版の撮影にクランクインするまでの間、僕は川藤のことしか考えていませんでした。 その3ヶ月間を再び川藤を演じるために使う時間だと認識し、日々を過ごしていたんです。 川藤はすごくポジティブな人間ではありますが、初めて送り出す卒業生でもあるニコガクメンバーに対し、寂しい思いはあると思います。ものすごい愛情を持って、彼らにぶつかっていった男ですから。撮影中は僕自身も、ユニフォームを着て野球をしているニコガクメンバーの姿を見ていて、幸せだけれど寂しく感じることがありました。 「ROOKIES」は僕にとって“夢”そのもの。役者になってからずっと、僕は「いつか川藤を演じるんだ」という夢を抱いてきました。映画が公開されて夢の達成を感じることができたら最高ですし、いつか振り返った時の宝物にできればいいなと心から思います。

市原隼人(安仁屋 恵壹)

TVシリーズの時は映画版への期待感もありましたが、映画版の場合は“卒業”がテーマですし、これで本当に最後。 TVシリーズの撮影時以上に、感情がこみあげてくるような、いい意味で焦る気持ちがあります。 「ROOKIES」の現場において最も大切なのは、仲間たちとの信頼関係。皆と一緒にいるだけで、自然と阿仁屋になれるんです。皆が自分を動かしてくれるし、自分も皆を動かしたいと思える。それだけの熱があり、芝居があり、真剣に取り組む皆がいる「ROOKIES」の現場が僕は大好きです。こんな現場はもうないんじゃないかな、と思えるくらいですね。 阿仁屋という男は、ある意味、最も川藤に似ています。仲間たちと同じ目線を持っているのと同時に、一歩引いたところで彼らを見て、チームを奮い立たせる立場にもある。映画版では、川藤により近づいてきた安仁屋の変化を見せられるのではないかなと思います。

小出恵介(御子柴 徹)

ドラマの時はまるで雇われ店長のようだった御子柴が、映画版ではニコガク野球部のキャプテンとして成長した姿が見られると思います。誰よりも強く甲子園に生きたいと願っている思いを軸に、キャプテンとしての頼もしさを身につけていく彼を意識しました。脚本を読んで思ったのは、「ああ、御子柴はやっぱり優しい奴だな」ということ。反抗的な新入生の赤星に対し、御子柴は彼のいいところを見つけ、本当はどういう奴なのかを見極めてあげようとするんです。今までは仲間との絡みがほとんどでしたが、後輩に対する接し方を見て、素敵だなと思いましたし、また新たな彼を知ることができましたね。 「ROOKIES」は僕にとって不思議な存在。すごく特殊で、お芝居をしている感覚がないんです。実際に流した汗や苦労、人間関係がそのまま作品に反映されている気がして。常に互いを励まし合ってきましたし、絆で結ばれるって、こういうことなのかなと思います。

城田優(新庄 慶)

新庄は口数が少ないし、自分を主張するタイプでもありませんが、一番大事なところでは積極的になれる男です。誰よりも思いやりがある分、皆のことをちゃんと見ているし、一見冷たいけれど、本当は心が優しい。ただ不器用なだけなんです。 彼の心情が表れるシーンは決して多くありませんし、彼の良さが映画版を通じてどの程度見えるかはわかりませんが、僕としては常にそういった芝居をしているつもりです。 川藤という大きな存在と、彼についていく高校生たちの姿は、「こんな先生がいたらいいな」とリアルに感じさせられるもの。僕自身にとっても、心を打たれる台詞がいっぱいありいました。どんなに無謀な夢でも自分だけの夢を持つことに意味があるとか、仲間といるから意味があるとか、すごく当たり前で単純明快だけれど人生を歩んでいく上で何よりも大切なこと。それを思い出させてくれるのが「ROOKIES」だと思います。

中尾明慶(関川 秀太)

僕自身が関川から学んだのは、「どんなに辛い時でも絶対に折れちゃいけないな」ということ。ヘッドスライティングの撮影1つをとっても、脚は擦りむくし、腿は痛いし、肘も痛いけれど、関川であることによって、どれだけテイクが重なっても絶対にやり遂げようという気持ちになれるんです。 TVシリーズが始まって映画版の撮影を終えるまでの昨年1年は、中尾明慶じゃなく関川秀太だったんじゃないかなと思うくらい「ROOKIES」まみれでした。中尾明慶だったのは、家でお風呂に入っている時ぐらいだったかもしれないなって(笑)。言葉で言い表すのは難しいですが、「ROOKIES」は一生残るものだと思います。それは作品自体だけでなく、出会えた仲間だったり、経験だったり。そういったものを僕は絶対に忘れないでしょうし、これからの自信やパワーになる気がします。。

高岡蒼甫(若菜 智哉)

「ROOKIES」に関われたことで、僕の日常は変わりました。この作品を通して高岡蒼甫という名前を覚えてもらえたり、小さい子からも声をかけてもらえるようになったり。以前、友達に付き合って小学校の運動会を訪れた時も、小学生の子たちが一斉に僕を囲んでくれて。そんな経験は今までなかったので、すごく嬉しかったです。子供たちが僕を慕ってくれるのは、「ROOKIES」という作品が夢を与えているからでしょうしね。そういった実感を持てる作品に巡り合えたことが幸せです。 前だけ見て人生を歩むのは難しいけれど、後ろ向きにさえならなければ道は開ける。「ROOKIES」は前を見続けることの大切さを教えてくれる作品です。教科書と言うと大袈裟かもしれませんが、見てくれた人たちが、川藤とニコガクメンバーたちの物語を自分自身の励みにしてもらえれば嬉しいですね。

桐谷健太(平塚 平)

映画版では平っちの過去が描かれますし、新入部員である濱中とのやりとりもありますし、試合でも活躍したりして、意外と見どころ満載なんじゃないかと思います(笑)。普段は補欠の人間がどう頑張れるのか、どう成長していけるのか。どこの世界にも当てはめて考えられることですから、補欠の平っちが奮闘する姿に注目してほしいですね。 平っちと言えば、笑いを呼ぶキャラクターですが、彼自身は至って真面目に生きているんです。笑いを取りに行って滑稽に見せるというよりは、彼を見て笑うか笑わないかは人が決めること。表現する者としては難しいし、挑戦しがいのある役だと思います。 「ROOKIES」を終える実感はまだありません。今後も僕の中に平っちはいるでしょうし、平っちの中にも僕はいるでしょうから。現場から去る寂しさは若干ありますが、作品としては残っていきますし、感謝して別れを告げられるくらい走りきりたいですね。

佐藤健(岡田 優也)

映画版では、やはり試合のシーンに注目してほしいですね。ニコガクメンバーにとっては、負けることが終わりを意味する。。甲子園が一生叶わない夢になってしまうわけですから、そういったギリギリのところで戦っているメンバーの熱さを感じてほしいです。 「ROOKIES」は僕にとって“青春”。青春ドラマですしね(笑)。TVシリーズの時は特に、撮影中はもちろん、撮影後も皆と一緒にいて、「ROOKIES」が本当の生活のようになっていました。そんな現場は今までなかったし、自分の高校生活よりも青春している感じがしましたね。 「ROOKIES」を終えるのはもちろん寂しいこと。クランクアップが近づくにつれ、こみ上げてくるものがありますし、そういった感情をお芝居でリアルに表せたらいいなと思いますね。映画が完成した時、皆で一緒に見るのが楽しみです。

川村陽介(桧山 清起)

TVシリーズを終えた時、すぐに髭を剃って、桧山を一度リセットしたんです。その後映画版の撮影が始まる1ヶ月程前に再び伸ばし始めましたが、髭が伸びるにつれ桧山になっていった気がしますね。そういう意味では、わりとすんなり役に戻れたと思います。 映画版での桧山は相変わらずです。少なからず成長していないといけないんですけど、1年経っても打撃はまるで駄目(笑)。ただ、野球が上手くなりたい気持ちはますます大きくなっていますし、川藤先生や仲間に対して成長している面はあるはずです。 「ROOKIES」前の川村陽介と後の川村陽介は、全く違う世界に生きているし、すごく大きなターニングポイントになった作品です。ある意味、ここからが俳優としてのスタートなんじゃないかなと。20年後にも代表作として残る作品であってほしいし、「親父はこんなに出てたんだぞ」と子供たちに胸を張って見せられるようになりたいです。

五十嵐隼士(湯舟 哲郎)

湯船はもともと明るいキャラクターですが、映画ではTVシリーズの時以上にぐいぐいと前に出て、仲間たちを盛り上げていると思います。ただ、それに伴い、アドリブで頭を叩かれる機会が増えて……、ちょっと頭痛がしてきたのが目下の悩みです(笑)。あと、湯船の見どころは9回の表。最後の試合の9回表に面白いことが起こりますので、楽しみにしていてください。過酷な撮影の中、モチベーションになっているのは皆との関係です。1つの作品に長く一緒に関わってきた仲間ですから、お互いのことをわかるようになっていて、余計な気をつかわなくていい。それぞれが熱いものを持っていますし、現場に入れば自分を高めることができるんです。「ROOKIES」に関われたことで、仲間というものに対する考え方が変わりましたね、今までは親友と呼べる人があまりいなかったけれど、この現場で親友と呼べる人がたくさんできました。

尾上寛之(今岡 忍)

撮影中は毎朝この髪型を鏡で見ることになりますが、この髪型を見ると、今岡になれるんです。「ああ、今の僕は尾上寛之ではなく、今岡忍なんだな」と。その期間はきっと、家でも今岡だし、今こうして話している時も今岡になっていると思います。 「ROOKIES」は僕にとって“新しい青春”。僕もう23歳で、大学を卒業した年齢ですけど、新しい学校に入ったような気持ちですね。新しい青春学校、なのかな。 ニコガクメンバーの皆には「ありがとう」と言いたい。その一言に尽きますね。TVシリーズの時と変わらず映画版の現場も楽しいんですけど、それと同時に大変さも変わっていなくて。そんな中で頑張ってこられたのは皆のおかげですし、皆と一緒だったからこそ生み出せた芝居もあると思うんです。「相手がこうしてくるから、自分はこう返そう」など、現場でしかできない役作りにも楽しさと素晴らしさを感じていた気がします。

山本裕典(赤星 奨志)

「ROOKIES」の世界はTVシリーズで築き上げられたもの。ですから、作品の雰囲気を壊したくないなというプレッシャーはありましたし、僕の演じる赤星が新しいスパイスになればいいなという思いもありました。最初は「僕が赤星でいいのかな?」と不安に感じることも正直に言ってあったんです。何せ、原作の赤星はものすごくゴツいやつですから(笑)。けれど、撮影を重ねるにつれ、自分の赤星を演じればいいんだと吹っ切れましたし、純粋に撮影を楽しめるようになっていった気がします。それに。「ROOKIES」のキーワードである“野球”は、出演者である僕自身にとっても大きなキーワード。野球の練習を通し、ニコガクメンバーの皆とコミュニケーションを取ることができましたから。 映画序盤の赤星は本当に反抗的で生意気なんです。けれど、ニコガクメンバーの熱に触れ、徐々に変わっていく。そんな赤星の気持ちの流れを楽しんでほしいですね。

石田卓也(濱中 太陽)

濱中を演じることになって「ROOKIES」のTVシリーズを観た感想は「暑苦しいな」と(笑)。けれど、その分だけものすごく格好いい。実際に撮影現場に入った時も、周りの皆の熱を帯びた演技に圧倒されました。 濱中は一生懸命というか、悪く言えばバカ。けれど全てが本気ですし、憎めない可愛らしさを感じさせる存在にしたいと思いました。彼はただただ平塚先輩を信じ、裏切られた気持ちになってもなお尊敬しているんです。演じている僕でさえ、「アッタマ悪いけど可愛いなあ、コイツ」と感じられる瞬間が何度かありましたね。 濱中は野球が下手な役どころですが、僕自身は野球が大好きなんです。ですから、下手な選手としての演技をすることが難しかった。体が覚えてしまっていますからね。できることなら上手な役にも挑戦したかったけれど(笑)、役に出会えて嬉しかったし、「ROOKIES」に参加できて楽しかったです。

(C) STUDIO HITMAN/映画「ROOKIES」製作委員会