スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ

イントロダクション

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ

ウエスタンといえば、いわずもがなハリウッド映画がルーツだが、イタリアで製作された“マカロニ・ウエスタン”も世界中で一大ブームを巻き起こした。 しかし、そもそもハリウッド西部劇の代表作「荒野の七人」も、イタリアの「荒野の用心棒」も、黒澤明監督の「七人の侍」と「用心棒」をリメイクしたもの。すなわち、アキラ・クロサワの魂が、アメリカ、イタリアを経て世界に受け継がれたのである。そして2007年、その魂は地球を周り回って、生誕の地ニッポンへと帰ってきた!

この魂に新たな血を注入するのは、日本が誇る異才監督・三池崇史。疾風怒涛、縦横無尽。全編英語で繰り広げられるその物語は、あたかもスキヤキ鍋がグツグツ煮つまるがごとく、三池映画特有の壮大な世界が詰まっている。 出演陣も、伊藤英明、佐藤浩市、木村佳乃、安藤政信、桃井かおり、そしてクエンティン・タランティーノ(!)と豪華な顔ぶれが集結した。 クロサワ魂を受け継いだ、いまだかつて見たことがない“世界照準のニッポン映画”がここに誕生。戦う男たちの厳しさ。命をつなぐ女たちの激しさ。今がどんな時代だろうと、そこがどんな国だろうと、自分の運命から逃げるなかれ、という壮大な世界観。全編を貫くのは唯一つ ― ― LOVE!

ストーリー

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ

源氏と平家が決戦した壇ノ浦の戦いより数百年後。平家再興の黄金が埋蔵されたと噂される村“湯田”では、平清盛(佐藤浩市)率いる赤い集団が保安官(香川照之)を抱き込み、村人から家、家財を巻き上げていた。さらに源義経(伊勢谷友介)率いる白い源氏ギャングが現れる。 二つのギャング団が仁義なき抗争を繰り広げる中、心に傷を負った1人の凄腕ガンマン(伊藤英明)が流れ着いた。源氏ギャングきっての狂犬・与一(安藤政信)が放ったボウガンをガンマンが打ち落としたとき、両ギャング団は「勝敗の行方は、この男を用心棒に付けた側にあり−」と直感する。 そして、ついに激戦の火ぶたが切って落とされた。乱れ飛ぶ弾薬、ダイナマイト。あらゆる火器が唸りを上げる。清盛、義経、弁慶(石橋貴明)、静(木村佳乃)、ガンマン、それぞれの思惑がぶつかり合い、事態は壮絶な戦いへと激化していく。駆け引き、裏切り、欲望、そして愛が入り乱れる中、果たして生き残るのは一体どいつだ!!