【出演者】 東山紀之/松岡昌宏/大倉忠義/水川あさみ/谷村美月/福士誠治/宇梶剛士/前田航基/中越典子/白木万理/菅井きん/野際陽子/和久井映見/藤田まこと ほか
晴らせぬ恨みを晴らす仕事人の活躍を描く痛快時代劇

今年でシリーズ30周年を迎える人気時代劇。2007年に放送されたスペシャルドラマに引き続き、東山紀之主演で送る。それぞれ表の稼業はあるものの、仕事を依頼されると、法で裁けぬ悪人を暗殺していく“仕事人”たち。今シリーズでは、故・緒形拳が演じた藤枝梅安の「刺し技」、山崎努が演じた念仏の鉄が、敵の骨を外す時に演出として利用されたレントゲン写真も復活し、松岡昌宏演じる経師屋の涼次は新技で登場する。必殺ファンにはたまらない。時代劇ながら現代社会の世相を反映した物語展開にも注目。
町娘が殺害される事件が発生。仕事人のうわさを聞きつけた父親が、依頼場所の三番筋でお菊(和久井映見)に依頼するが、証拠のなさと、世間体ばかりを気にする発言で断られてしまう。そんな中、江戸では、美男子が女性にサービスをする「美景庵」という店が流行していた。被害者の妹・お絹(小林涼子)は、その「美景庵」の前で、直助(中村俊介)という男性に出会う。お絹は姉が殺害された悲しみと悩みを直助にぶつけるが…? 一方、南町奉行所見廻り同心の渡辺小五郎(東山紀之)は、盗みを働いた片目がつぶれた醜い男をひっ捕らえる。
■渡辺小五郎(東山紀之)
南町奉行所見廻り同心。普段は、妻や義母の尻にしかれ、出世をしろとうるさく言われ続けている。さぼり癖があり、昼あんどんのような男だが、実は仕事人。剣技に秀で、華麗な剣さばきで悪人を斬り捨てる。同じ南町奉行所の中村主水とは先輩後輩の関係で、仕事をしている時以外は、お互いひょうひょうとつき合っている。
■経師屋の涼次(松岡昌宏)
絵師だが、ふすまを張り替える仕事もしている。食い道楽で、自らの手で魚をさばき、いつも飯を食っているが、仕事人という裏の顔を持つ。これまでの武器であった猛毒の液体が入手不可能となったため、源太に頼んで、針が飛び出すからくり絵筆を使用。元伊賀忍者の能力を駆使し、背後に回り込み、針で敵の内臓を破壊する。
■からくり屋の源太(大倉忠義)
からくり細工を生業としていたが、現在は一人息子を抱えて、小料理屋「その」で働いている。過去に、愛した人への復しゅうで“仕事”に加わったことがあるが、悪人とはいえ、暗殺も罪の1つだから心の中で葛藤(かっとう)する。武器はからくり細工の蛇。最初にからくり人形で敵の目をあざむくという、トリッキーな手法で悪人を討つ。
■花御殿のお菊(和久井映見)
仕事人たちを取り仕切るリーダー的な存在。情報収集、仕事の依頼など総務的なことを担当し、依頼を受けると仕事人たちに指令を下す。中村主水とは古い関係だったようで、主水からは、華麗な容姿なのに冷徹とも思える発言をすることから「地獄花」と呼ばれている。普段は常磐津の師匠。
■中村主水(藤田まこと)
ベテランの仕事人。華麗な剣さばきで悪人を討つ。世の中の善も悪も知り尽くし、達観した発言をしているが、家庭や職場では、ろくに働かないダメ男として扱われている。南町奉行所勤務だったが左遷され、現在は長屋の自身番に勤務。表の仕事が忙しいのを嫌い、何かとさぼろうとする。若い仕事人たちを温かく見守っている。
“頼み料”の小判型チョコレートを積んでのユニークな会見に!
晴らせぬ恨みを晴らす“仕事人”=暗殺者たちの姿を描いた時代劇「必殺仕事人2009」。特別に招待されたファンたちが待つ会見場へ“仕事人”姿に身を包んだ東山紀之、松岡昌宏、大倉忠義が、豪快なスモークとともに登場すると、会場は歓声と拍手の渦に巻き込まれた。まずは南町奉行所見廻り同心・渡辺小五郎役の東山が「素晴らしい演出で登場しましたが本人たちはかなり恥ずかしいです(笑)」と冗談を言い、笑いの中、なごやかに会見がスタートした。
東山は「2007年から引き続き、演らせていただくことになりました。先輩たちが築き上げてきた世界観を壊さないように頑張りたい」と30周年を迎える人気シリーズの重みを語った。
経師屋の涼次役の松岡は「待ちに待ったシリーズ化です! 2007年のSPでも楽しかったですが、今も先輩と後輩に囲まれていつも楽しい日々を送っています。共演の藤田(誠)さんはかっこいいし、和久井映見さんはいつも素敵ですね」と現場での充実感をアピール。
からくり屋の源太役の大倉は「同じ役で2年ぶりに帰ってこれで嬉しく思っています。連続ドラマはこれが3本目なので、そろそろ結果を出さないと(笑)。人生がかかっています!」と強い意気込みを見せた。
今回の殺しのテクニックのポイントが質問されると東山は「僕の必殺技はオーソドックスに刀。一撃必殺ということでスピードにこだわっています。また、他の2人の“仕事”が映像的に面白いので、僕は、オーソドックスゆえの“怖さ”を出したいですね」と。
松岡は「(毒を使う方法から、絵筆に仕込んだ針を使う)刺し技に変わった。絵筆をくるくる回す技は2007年に引き続いてやりたいと思い、監督にお願いしました。その回し技をマネしようとしたヤツがいて(笑)」と大倉をチラ見。
それを受けて大倉は「僕も必殺技に使う竹筒を回したかったんですが、先輩(松岡)とかぶると監督から指摘され、断念しました(笑)」と裏話を告白し、「竹筒と赤いひもを使って相手を仕留める技で挑みます」と語った。
表と裏、2つの顔を持つ“仕事人”の役がらにちなみ、3人、それぞれの裏の顔やギャップについての質問が上がると、東山は「松岡はいつも明るいですが、現場ではもっと明るい。撮影現場を盛り上げてくれますね。大倉は何を考えているかわからないんですが(笑)、基本的に裏表がなくてつき合いやすいです」と語り、松岡も大倉については大きくそれに賛同。東山については松岡は「基本的に裏の顔を見せないけど、台本を読むときの真剣な表情や好きな音楽をかける時に違った表情を見せる」と明かし、東山は「その音楽を聴くと血が騒ぐんです(笑)」と。大倉は「先輩たちが裏の顔を見せる前に僕が裏の顔を見せちゃうんで、僕はわかりません(笑)」とはにかんだ。
また、いざという時の個人的な“必殺技”を聞かれ、東山は「逃げ足が早い(笑)」と。松岡は「(TOKIOのリーダーの)城島(茂)のボケにつっこめる」。大倉は「ぶりっ子をすることぐらいしか…(笑)」と冗談を言い、会場は笑いの渦に包まれた。
また、“仕事人”に“殺し”を依頼する“頼み料”にかけ、会場に訪れたファンや取材陣に小判型のチョコレートが振る舞われるサービスも。「これは僕たちからの頼み料です。これを受け取った人にとっての“仕事”は『必殺仕事人〜』を見ること。お金をつんで見てもらおうという狙いです(笑)」とおどけ、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
最後は小判型チョコレートを持った3人とファンたちで記念撮影を。一風変わった演出が魅力の「必殺仕事人〜」らしい、ユニークな会見にドラマへの期待が高まる。もやもやした気分を吹き飛ばしてくれる痛快な時代劇に期待を!

























