男性もハマる!韓流時代劇特集
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レンタルデータから男がハマる時代劇を徹底検証!!
冬ソナからみる韓流ブーム初期の動向
まずは男性の割合がどのように増えていったか、まずは韓流ブームのさきがけともなった『冬のソナタ』のレンタル利用者を見てみよう。
図2. 冬のソナタのレンタル利用者
上記のデータ(図2)は「冬のソナタ」のレンタル利用者の男女比率(円グラフ)と、年代比率のグラフ(棒グラフ)である。こちらを見ての通り、女性比率が73.3%で約4分の3を占めている。 以外に50代のレンタル数が少ないのだが、当時はまだこの年代にレンタルするという習慣があまりなかったため50代の女性よりも20代〜40代の比率が高いというところが今見ると面白い。
“宮廷女官 チャングムの誓い”による男性比、高年齢化の傾向
続いて、2006年にNHK地上波でオンエアされた「宮廷女官 チャングムの誓い」のレンタル利用者のグラフをみてみる。
図3. 宮廷女官 チャングムの誓いのレンタル利用者
時代モノ要素を含んだ作品という性質、さらに愛と復讐をテーマとした大奥的要素を含んだこの作品の今作は、全54話というもあってか『冬ソナ』と比べると年齢層が高まっていることがわかる。さらに男性比率が33.9%と、上昇しているのは主演女優イ・ヨンエの魅力によるところではないだろうか(図3)。
男性支持を固めた“太王四神記”
2008年にNHK地上波の同じ放送枠でオンエアされた、韓流時代劇「太王四神記」はヨン様主演ということで、女性比率が盛り返す予想されていた。
図4. 太王四神記のレンタル利用者
しかし、そんな世間の予想に反し、男性比率が39.8%と、約4割を占めるまでになった。今作の特徴は『冬ソナ』の熱狂的な韓流ブームやヨン様に対し嫌悪を抱いていた男性世代にも受け入れられたという点である。その要因は神話的ファンタジー・男女の三角関係のラブストーリー、そして時代劇的な派手な戦闘などの演出によるものであろう。確実に男性、それも中高年男性にブームが波及していったのだ。
正統派にして最強時代劇 朱蒙(チュモン)
以上のようなデータから韓流ブームの男性比率上昇という変異を見ていただいたが、ここで韓国歴代トップとなる35週間連続視聴率1位という驚異的な記録を持つ『朱蒙(チュモン)』のデータを見てみよう。
図5. 朱蒙(チュモン)のレンタル利用者
韓国時代劇を見る楽しみの一つに、時代背景を学ぶことが出来るという点がある。この『朱蒙』でも時代背景がしっかり描かれており、青銅から鉄への以降という歴史的にも貴重な場面が描かれている。そして男性諸君の心をつかんだのはなんといっても、ダメ王子が奮闘しながらも逞しく成長を遂げていく姿であろう!それが証明するようにレンタル利用者のグラフをみると、男性比率が44.7%とさらに高まりをみせていることがわかる(図5)。
男性優位を決定付けた“テジョヨン”
「朱蒙」は結果的にTSUTAYAレンタル月間ランキングのアジアTVドラマ部門で最多連続1位という記録作り上げた。そんな「朱蒙」の作り上げてきた韓流時代劇の上昇気流をさらに引き継いだのが「テジョヨン」である。
図6. テジョヨンのソナタのレンタル利用者
作品パッケージを見ていただけると判っていただけると思うが、この作品“荒々しさ”が郡を抜いている。そしてこの主役である“テジョヨン”を演じたチェ・スジョンがまさに男が惚れる役者なのである。それを裏付けるように「テジョヨン」のレンタル利用者のグラフをみると、この作品で男性比率がついに52.9%と過半数に達し、男女比率が逆転するという大きな出来事が起きたのだ!!(図6)ちなみに同特集ではチェ・スジョンの魅力がわかるインタビュー動画もあるので、是非見て欲しい。リンクはコチラ
≪ 統括 ≫
以上のデータを見ていただいてわかるように、もはや韓流=オバさま──といった固定観念は取り除くべきである。
もはや50歳前後の女性が支えていたと思われていた韓国TVドラマのジャンルで、男性比率50%以上の男性上位作品が部門ランキングの首位を獲得するという、数年前には予想もしなかった事態が起こる可能性が高い。
日本では「草食系男子」と言われて久しいが、韓流時代劇では“漢”な作品がひしめき合っている状態だ。今後「テジョヨン」のような韓流時代劇が地上波でオンエアされ、いま以上にメジャーになれば、一般的に20〜30代が多いとされるTVドラマユーザーが反応するだろうし、それよりも幅広い年齢層に飛び火するかもしれない。そうなれば日本も“漢”な作品が増えるのではないだろうか。
今後も“韓流時代劇”から目が離せそうにない。
