ドラマ版 SEX and the CITY
SATCフリークが選ぶお気に入りエピソード
好きなのは、ダントツでサマンサ。オカマ人気も一番!
やり過ぎの誘惑顔とイキ顔に、何度笑わせていただいたことか。仲間うちで一人だけ、実はかなり年上って設定もイイです。
世界じゅうのスキモノ女(とオカマ)に、勇気と明るさを与えた素晴らしいキャラですが、あそこまで性格がサバけたイイ女(とオカマ)は、現実にはほとんどいないのも事実。
そういう意味では、好きじゃないけど、リアリティをもって感情移入できたのはキャリーですね。コイツうぜぇ〜、けど、気持ち分かるぅ〜みたいな。
ゲイっぽい趣味で言うなら、エイダンかな。
ああいう、マジメな素朴系の骨太オトコは、「自分にないものに惹かれる」という点で、確実にプロ受けするタイプです。
でも、田舎の掘っ建て小屋に連れてこられたり、浮気は絶対ダメとか言われちゃうと、キャリーと同じくいつかは我慢できなくなりそう。現実の生活が続かないという宿命も含めて、永遠のファンタジーの対象なのかも。
あ、もちろんスタンフォードも好きだけど、男性じゃなくてオバサンですよね。
まだビデオ化もされていない頃から、ゲイ雑誌上でSATCのおもしろさを何度も煽ってました(先取り力をアピール)。もともと世界的にゲイファンの多い作品だけに、日本でもゲイ業界でのSATC浸透度はかなりのものです。おかげで、週末の新宿二丁目のカフェレストランなどでは、ちょっと4人のオカマが集まれば、にわかSATC気どりが多発。そしてなぜかサマンサは(ただスキモノだというだけの理由で)うれしそうな立候補が多かったり。そんな光景を見ながら、「あんたたちの着てる服はキャリーたちの10分の1の値段だし、ここはNYの最先端スポットじゃなくて、1000円で食える二丁目カフェだよッ!」と内心毒づいてました。ごめんなさい。
『別れてもお友達? Ex and the City』
後半、どんどんとドラマチックな展開になっていったSATC。その布石となった、Season2の最終話『別れてもお友達?』が印象的でした。「別れたオトコと友達でいられるか」という永遠のテーマとともに、キャリーは街のカフェで周りも気にせずビッグと痴話ゲンカ。派手にズッコケてブザマさ丸出し。イタイけど、グッときます。ついでに、ミランダとスティーブの再会、サマンサの馬並みオトコとの格闘、と見どころ笑いどころも満載。ラストの、4人のテンポ良い会話から、映画『追憶』(これまた年増ゲイの定番映画)と被せたビッグとの別れのシーンまでは、実に見事なシーズン締めくくりでした。
最後のセリフ、
「世の中には男に慣らされない女もいる。彼女たちは自由にワイルドに走るのだ。誰か一緒に走ってくれる、パートナーが見つかるまで」
まさしくSATCが提示した新時代の女性像を表す名言!
コアスタッフに多数ゲイが参加しているこのドラマは、時代の先に進もうとする女とゲイ達が協力して生み出した、刺激的なマニュアルでした。(ゲイ4人組のイメージを女性に置き換えてゲイ脚本家が書いた回も多い、という話も公言されています。)
終了しての4年間で、日本の連ドラにもSATCのエッセンスを取り入れようとしたものが登場したりと、世界の「女」革命を後押ししてくれた、その功績は本当に偉大!
彼女たちが絵空事ではなく、世界じゅうで自立して生きる女性(とゲイ)達をリードする存在であり、ドラマ終了後もその前向きな人生が続いていたことを、「後日談」である映画には、ぜひ実感させてもらえたらと思っています。
早く4人に会いた〜い!!
(ライター/エディター/ドラァグ・パフォーマー)
ゲイマガジン『バディ』(テラ出版)のメイン編集を経て、現在はフリーでゲイテイストのコンテンツを制作。
ドラァグクイーン「ブルボンヌ」の名で雑誌連載や映画キャンペーンホステスも務める。
ケータイ3キャリア公式サイト『美の掟 オネェ塾』(celeb-s.jp)ディレクター。
ゲイ&オネエ視点のエンタメ情報&読み物ブログ『Campy!』をプロデュース。
『BUBKA』(コアマガジン)に『ブルボンヌの芸能★株道』連載中。その他、『anan』『MEETS』等に出演執筆。

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