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著名人コラム 贅沢な時間を応援!様々な分野で活躍する4人の、それぞれの「贅沢な時間」とは・・・?

部屋で過ごす自分スタイル

11/09(月)up!

とある方からの依頼で、バリ島へ行きインテリアの買付け同行をする事になった。

お客様はアンティークなどのインテリアに興味があり、自分の部屋にディスプレーする為の雑貨や家具などを買い付けたいとの事で、案内役として一緒に同行する事になったのだ。

僕自身、バリ島には仕事の関係で20回ちかく渡航している。
それなりにバリ島には詳しいつもりだけれど、アンティークの雑貨を探すというのは未経験。
僕にとっても、新しいバリ島を発見出来る気がして、なんとも嬉しい依頼だったのだ。


さて、バリ島のインテリアと言えば、バンブー素材で編んだカゴや木堀りの置物などいわゆる見た目もチープな「アジアン雑貨」…と言うのが定番だろう。 

しかし、最近のバリ島は違う。

欧米やヨーロッパなどのセンスを受け継ぎ、洗練されたシンプルでモダンなインテリアを多く見る事が出来る。
デザイナー達も多く現地に在住していることから、センスの良いお洒落なインテリアショップが建ち並び、今では流行に敏感な外国人も驚くほどに変貌したのだ。 
ただ、今回の僕たちの目的は、そんなお洒落なショップへ行く事ではない。

インドネシアの民族が使っていた本物のアンティーク家具を探す旅なのだ。

現地に到着した翌日、早速、車で3時間ほどかけて小さな村までやってきた。 
その村にある家具倉庫。 そこが宝の山だ。 この倉庫はインドネシア全土から集めた民族の家具を一時的に保管する為の倉庫。ジャワ島のスンダ族、バリ島のバリ族、ロンボク島のササク族など色んな民族が使っていた本物の家具だ。その為、家具ひとつとっても色や形などが民族によって様々で見ているだけでも面白い。カラフルに塗られた家具は長年使いこむ毎に風化しペンキが擦れいている状態はアンティーク家具が好きな人にとってはたまらない風合いだろう。現地の人から見ればガラクタの家具も、僕たちにとっては 素晴らしい「味」の家具。



おかげで、お客様も満足いく買付が出来たとの事。

こんな場所がバリ島にあったなんて…。 そんな発見が出来たのも、この同行のおかげだ。
ガイドブックには決して載っていない現地の村や集落を訪れる旅。
知らない世界が沢山あれば、その分新しい発見や体験が沢山満ち溢れているんだと思わせてくれる素敵な旅になった。 今回は旅の同行役として行っただけだったけど、今度は自分自ら、ここへ訪れてみたい。

まだまだ知らないことだらけのバリ島。 探検する価値ありそうだ。


岩田博文

岩田博文

プロフィール

インテリアコーディネーター/MONDE代表
1974年生まれ 高い目利きのセンスが高く評価され若くして有名家具メーカーのマーチャンダイザーとなる。その後2003年に独立し東京・目黒にオリエンタルショップ「MONDE(モンド)」を出店。現在は活動の幅を広げインテリアコーディネートのみならず服のデザインや雑貨の商品開発にも数多く参加している。

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