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INTERVIEW - Dragon Ash

INTERVIEW&TEXT:KANAKO HAYAKAWA PHOTOGRAPH:REISHI EGUMA HAIR&MAKE-UP:KANAZAKI MICCA(POETESS)
PLACE:TSUTAYA O-EAST/代官山 蔦屋書店

バンドの真実を刻みつけた
10thフルアルバムリリース

状況を考れば、Dragon Ashの10thフルアルバム『THE FACES』は奇跡の一枚である。あの時彼らが何が起きてもやり遂げるという「The Show Must Go On」の精神で突き進む道を選ばなければ、このアルバムは間違いなくこの世に生まれてはいなかった。喪失も苦悩も喜びも、ジャケットに描かれた涙もすべて、美しい調べと力強いリズムに乗せ歌い奏でる。これまでの全DA作品を超越した、真実の歌とロックサウンドが鳴る魂の一枚。

まだ負けたくないって気持ちを
表現できる場所はDragon Ashしかない

---3年ぶりとなる10thフルアルバム『THEFACES』を聴くことができて…あの時、無理にでもショーを、Dragon Ashを続ける決意をしてもらえてほんとに良かったと思う。

桜井「俺たちも良かったですよ。そりゃそうですよ(笑)。やっぱバンド仲間というか、フェスとかに出ると周りに輝いてるやつがいっぱいいるから、まだそこで負けたくないって気持ちが生まれる。その気持ちを表現できる場はやっぱDragon Ashしかないし、自分が人生で最高に輝けると思える場所がなくなったら後悔するからね。それに尽きます」

DRI-V「 それを感じて生活するのとしないのとではやっぱり違うというか。今ある生活は当たり前じゃないし、いろんな人に支えられて自分がいる。それをちゃんとわかって生活していくっていうのが大事だなって思う」

---だからこそ何が起きてもこのショーを続けるという、「The Show Must Go On」の精神で突っ走ることを決めた。

ATSUSHI「そういえば『The Show MustGo On』って言葉、気にして見回してみると結構いろんなとこで見かけるんだよね。例えば下着のパッケージに書いてあったりとか」

---どんな下着なんだろう(一同爆笑)。

桜井「プレイボーイだよ(一同大爆笑)」

ATSUSHI「そういう話をするつもりじゃなかったんだけど(笑)」

HIROKI「前にBOTSくんが、ぐるぐる回す遊具(地球儀型回転遊具「グローブジャングル」)みたいに、Dragon Ashという物体が動き出す、回り出すには膨大なエネルギーが必要だって話をしてて。あれ良かったね」

BOTS「ああ、あれね。やっぱデカイものって最初に回り出す時にかなり力が要るわけでしょ?その最初のエネルギーがKjで、いったん回り始めたものには俺らの力ももちろん必要だから、みんなでどんどん力を加えて、今はもうその物体はローリングストーン、転がる石なだけじゃなく空を飛んでくぐらいになったと、俺は思ってるんだけど」

---Kj自身、そういうモチベーションで詞曲を作っていた感じですか?

Kj「俺は結構、後がないっていう危機感で曲作ってた。いい意味で前のめりに、めちゃめちゃ気持ちが焦ってて。野生の動物が獲物を獲るみたいに、すっげー瞳孔開いちゃっててって感じで曲作ってた」

桜井「だからか、確かにプレイヤーとしても感情が注入しやすい曲が揃ってるっていうのはある」

---今回のジャケットのイメージソースにもなった『オペラ座の怪人』は、本当の自分の姿を仮面で隠して音楽とともに生きる男性の悲劇の物語ですけど、Dragonも悲しみを隠してここまで進んできたわけで。言い得て妙なジャケットだなと思うんです。

桜井「それ、次の取材から使います」

---えっ(笑)。そういう意図もあってこのデザインにしたと思ってたんですけど。

Kj「 デザインをした時は俺もそういうマインドだったんだけどね」

---まぁ、そのマインドがどんなにエモーショナルなものだとしても、きっとATSUSHIくんがエモもエロにしてくれるんじゃないかと思います(笑)。

桜井「エモがエロに。エロコアだね(一同爆笑)」

ATSUSHI「なんでそうなっちゃったかなぁ(笑)」

---でもそういう赤裸々なエモーションを、詞や歌やメロディやサウンドからストレートに感じ取れるからこそ、『THE FACES』はガチな一枚という確かな手応えがある。

Kj「だから、意味を掘ってくと根源はそういうとこになるんだけど、それは俺たちの問題だからね。もちろん自分たちで作ったものだからその思いは込めるんだけど、その真意が伝わる必要はないっていうか。だから絵にしたり英語詞にしたりして、日本語詞の部分だけを拾って、それぞれの人が違う解釈、違うストーリーを汲み取ってくれていい、みたいな思いもあるんだよね」

---あくまでも作品でありたい、と。

BOTS「童謡もさ、良く知られる1番じゃなく2番に本質が隠されてるものが結構あるよね。1番はたわいもないこと言ってて」

Kj「『グリーングリーン』の2番とか、マジ切ない歌だよね」

桜井「いきなりパパと二人で語り合ってるわけだもんね。生きることの喜びと悲しみを。すげーメロとかキャッチーだけど(笑)」

BOTS「しかもある日、ね(笑)」

---こんな風にどんな状況でも楽しめる場を作る。それはDragon Ashがずっと歌ってきたことでもあるし、それを象徴する1曲がこのアルバムで言えば「Neverland」だなと。

桜井「ピーターパンみたいなもんですから」

---桃源郷はどこにもないからこそ自ら作らないとね。Dragonが無理にでもショーを続けようとした理由もまさにこの「Neverland」で歌われてるというか。曲構成がユニークなのも、音楽への情熱や遊び心を変わらず持ち続けている証でもあるのかな、と。

ATSUSHI「2月からのワンマンツアーではこの曲がキモになってくるんじゃないかなと思いますけどね。ポイント的になんとなく」

---その「Neverland」もですが、「Viva LaRevolution」のアンサーソングともいえそうな美しい1曲「Golden Life」とか、『THEFACES』は今まで以上に“歌”が刺さる一枚でもあるというか。

桜井「 明らかにKjの口の動き方が変わったなって思う。発音の仕方というか、一字一句よりはっきり発音してる。『THE FACES』のメロディとか歌がいい、歌が入ってくるってみんなが言ってくれるのは、俺、そこなんじゃないかなって思う」

---実際そうだったんですか?

Kj「歌い方は超意識しました。なまじ俺、楽器も全部自分でやるから、例えばギターも自分がどういう音で鳴らしてるとかじゃなく、その音がどう聞こえるかで考える。ドラムもギターもベースも、全部を重ねてどう聴こえるか? っていう感覚で俺は音積んでるんだけど、声はそうじゃないから、いつもよりは意識したかな。でもおおむね、今までのDragonの作品のすべてを全面的に超越したものを作りたいというとこが発端だったから」

---前の作品を超えたいという思いは、音楽家であれば当然の欲求だと思うけど…。

Kj「それ、コンセプトとして別のベクトルを向くとか、いろんなスパイスを取り入れて進化したり変化した形を見せていくってことじゃん? 自分に刺激を与えるために。今回はそういうことじゃないからね。泥臭い本質のとこだけをやるんだけど、それでこれまでの全作品を超越するっていう。これは結構難しいからね。もう1曲『リンダリンダ』(THE BLUE HEARTS)作ってくれって言ってるようなもんだから。『リンダリンダ』越えるってやっぱ厳しいよ。THE BLUEHEARTSにとっても。そういうとこから一切目を背けずにやってるっていう感じ。今回唯一大変だったのはそこかな」

---そういう志がストレートに感じられるというか? 偽りない言葉と音が鳴っているアルバムだと思います。ほんとに。

Kj「確かに伝わりやすいとは思う。自分で聴いててもエモいなと思うし。音楽だからそれがいいか悪いかとかはあんま関係なくて、あくまでも今回はDragon Ashっていうパッケージでこそ機能する曲っていうのに厳選している。限定することによって強い光になってる、ってとこはあるんじゃないかな? だから、言葉の意味とかこの音楽がどういうものなのかわかんないけど、すげー息巻いてんな! っていうのは伝わると思う。もうそれでいいかなっていうことだね」

---そんな心意気が顕著に出てるのが、サポートベースのKenKenが初めてレコーディングに参加した唯一のナンバー「The Live」。

Kj「好戦的な曲だよね」

桜井「それぐらい自分らがやってる音楽が好きだし、カッコいいと思ってやってますっていう比喩の1曲だから、これぐらい威勢良く言わないとね。格闘家とかもそうだけど、強気なやつの方が試合が終わると相手のことをちゃんとリスペクトしてたりするよね。“ほんと強かった”とか、“マジ負けるかと思った”とか。そういう方がカッコ良くない?」

Kj「 ま、ライヴでの心意気だよね。『The Live』って曲だけに」

---事実、たくさんの人を沸かせてきた経験を持つ正真正銘のライヴバンドだからこそ言えるし、歌えるし、作れた1曲だと思う。

Kj「だから現場感っていうかさ、体験が欠如してるメッセージみたいなのってさ、まったく刺さらないじゃん? お前は何に感謝してんの? 何を乗り越えようとしてんの? なんですぐ飛べるの? みたいな。やっぱ大事なのは背景。(音楽が)自己表現と言うんであればね。それぐらい俺らも人の生演奏とかを見て、“クッソやべぇな!”っつって演奏し始めてるから。だからちゃんと言った方がいいよね。ライヴという現場にいる人は」

---4月1日の“ツタロック フェス 2014”出演も決定! 時期的にツアー中だから、サウンドの進化具合や熱量も含めて、かなり濃密なライヴが目撃できそうですね。

Kj「演奏的にも身体的にもキレッキレの状態でやれると思うんだよね。2ヵ月ツアーで回りまくってる状態だからだいぶいいと思う」

ATSUSHI「 エイプリルフールだし、TOTALFATだけ出演しないとかね(一同爆笑)」

Kj「TOTALFATだけ抽選券が入ってないとか全部はずれるとかね。おもしろい(笑)」

桜井「当たり券がない! ちょちょちょっ! って言ってる絵が浮かぶ(一同爆笑)」

LIVE INFO

Dragon Ash Tour THE SHOW MUST GO ON
  • 2.1(sat)
  • 東京・SHIBUYA-AX
  • 2.7(fri)
  • 東京・Zepp Tokyo
  • 2.9(sun)
  • 京都・京都KBS ホール
  • 2.10(mon)
  • 大阪・なんばHatch
  • 3.1(sat)
  • 福岡・Zepp Fukuoka
  • 3.2(sun)
  • 大分・T.O.P.S Bitts HALL
  • 3.7(fri)
  • 愛知・Zepp Nagoya
  • 3.9(sun)
  • 神奈川・CLUB CITTA'
  • 3.14(fri)
  • 岡山・岡山オルガホール
  • 3.15(sat)
  • 広島・BLUE LIVE 広島
  • 3.23(sun)
  • 長野・キッセイ文化ホール 中ホール
  • 4.5(sat)
  • 富山・南砺市福野文化創造 センターヘリオス
  • 4.6(sun)
  • 福井・福井県県民ホール
  • 4.12(sat)
  • 群馬・桐生市市民文化会館 小ホール
  • 4.13(sun)
  • 新潟・新潟LOTS
  • 4.18(fri)
  • 福島・いわきアリオス中劇場
  • 4.20(sun)
  • 宮城・石巻Onepark
  • 5.31(sat)
  • 日本武道館

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THE FACES(初回限定盤)(DVD付)

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応募締切:12月20日(金)

※詳しくは商品ご購入の際、店頭でお渡しする応募ハガキをご覧ください。
※応募ハガキは先着となります。なくなり次第終了となります。

THE FACES(通常盤)

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2,940円(税込)

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B賞:直筆サイン入りオリジナルポスター
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応募締切:12月20日(金)

※詳しくは商品ご購入の際、店頭でお渡しする応募ハガキをご覧ください。
※応募ハガキは先着となります。なくなり次第終了となります。

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