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VA ANOTHER SIDE VA ANOTHER SIDE

the GazettE RUKIの万屋

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the GazettE RUKIの万屋

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今回の「RUKI の万屋」は、対談企画の第3弾。
シドの明希さんをゲストに迎え、プライベートでも仲が良いというふたりの
対談ロングバージョンです!

TEXT:YUICHI MASUDA PHOTO:TAKASHI HIRANO
HAIR & MAKE-UP:KAOLU ASANUMA(DEEP-END Co.,Ltd.)

“キッズな会話”の波長が合うんだと思う(RUKI)
なんか一本スジが通ってる感じがした(明希)

――お2人の出会いはいつ頃なんです?

RUKI:初めて会ったのって何年前だっけ?

明希:正確には憶えてないな。でも出会いが渋谷のO-EASTでの対バンだったのは確かで、他にもいくつかバンドが出ていて。それ以前からthe GazettEの名前は知ってたけど会ったことはなくて、ライヴを観ながら「カッコいいなあ」と思ってた。

RUKI:ウソだね(笑)。

明希:ホントだよ(笑)。バンドとしてはthe GazettEのほうが1年ぐらい先輩なんだけど。

RUKI:とはいえ先輩/後輩という感じの関係では全然ないけどね。俺、実際に会う前に高田馬場のAREAでシドのフライヤーを見ていて。まだ2人組だった頃の話。髪の毛がツンツンでね。それ以降、自分なりにシドのことはリサーチするようになって…。当時、シドとAlice Nineは怖かったな。ちょっと警戒してた(笑)。

明希:そういう部分はお互いあったよね。対バンの時なんかは「ここはちょっと気合い入れていかないと食われるぞ!」みたいなのもあるし。当時はまだYouTubeとかも普及してなかったから、簡単に試聴とかできなくて。でも、俺も俺で、気にしながら検索とかしてた(笑)。

――実際にライヴを観たことで、印象が変わった部分というのもあったはずですよね?

RUKI:明希はステージ上ですっごく動くんですよ。リハの時から動きまわってた。その様子を見て、楽屋に戻ってからうちのメンバーたちに「今夜はあれ以上動かなきゃ駄目っしょ!」みたいなことを言ってた記憶があるな。

明希:まさかそんな話になってたとは(笑)。こっちはこっちで「ナメられたらアカン!」みたいな感じで、特に俺なんかは必要以上にメラメラしてたんじゃないかな(笑)。それが動きとかにも出てたのかも。ああいう対バンとかイベントとかって…ちょっと語弊のある言い方かもしれないけど“威圧したモン勝ち”みたいなとこがあるじゃない?

RUKI:あるある。会場入りの時点からね(笑)。

明希:今にして思えば若かったなあ、と(笑)。今ももちろん常に意識してますけどね、一緒にやる相手がどんな音楽をやってるのかとか。でもホント、実際に観てみたらthe GazettEはめちゃめちゃカッコ良かったし、外タレみたいなサウンド感だなって思ったし。ツインギター編成ならではの個性もあって、なんか一本スジが通ってる感じがしたな。それは今も変わらないし。

RUKI:褒め殺し?(笑)

明希:じゃあ真逆の話もするけど(笑)、俺、よくRUKIを誘うんですよ。「呑みに行こうぜ」って。でも、なかなか電話に出てくれなくて(笑)。

RUKI:話を省略し過ぎ!電話に出ないのは、単純に時間帯が遅過ぎるからだし(笑)。

明希:それは自分でもわかってる。RUKIに限らずいろんな人からそこは指摘されてるんで(笑)。今はLINEがあるから便利ですけどね。「こんな時間だから寝てるかな?」と思っていても送れるから。

RUKI:まあでも、最近は明希もだいぶ大人になったみたいで(笑)、そんなにすごい時間に連絡してくることはなくなりましたけど。お酒の吞み方がちょっと大人になってきたというか。彼の吞みっぷりについては、この業界ではわりと有名で(笑)。

明希:酒癖が悪いのは誰かって話になると、たいがい名前があがるっていうのは知ってる(笑)。でもまあ、酒癖があんまりよくないメンバーはthe GazettEにもいますけどね(笑)。

RUKI:あはは!それは認める(笑)。べつに暴れたりするわけじゃないんだけど、話がくどくなるメンバーはいるかな(笑)。

明希:こんなこと言ってますけど、RUKIは当初、全然吞めなかったんですよ。だから、べつに酒で仲良くなったわけじゃなくて。ある時、たまたま一緒にご飯に行く機会があって、そこから一気に仲良くなったんです。同じthe GazettEの麗くんとかからも「明希はよくRUKIを外に連れ出すけど、すごいよね!」とか言われてた。というのも、当時の彼はあんまり外に出たがらないタイプだったらしく。

RUKI:うん。昔からthe GazettEってイベントとかでも楽屋で孤立しがちというか(笑)、メンバー同士が仲いいばっかりに、そこで固まりがちなところがあって。だから他のバンドにとっては“ここから先へは立ち入れない”みたいな壁があったんじゃないかと思う。

明希:ああ、わかるわかる。

RUKI:本当は人見知りなだけなんだけど、外からはツンツンしてるように見られたり。ただ、そんななかでも明希は気軽に声をかけてくれて。そうやって最初に声をかけてくれた時の印象が大事だったかな。

明希:俺も相手の手の内をうかがいに行くというか、仲良くなれそうな相手かどうか、ちょっと眺めてみたりするわけですよ(笑)。そこで「ああ、なんか話せそうな感じがするな」と思って。そうやってお互い、肩の力が抜けた感じで出会えたのが良かったんじゃないかなと思う。

RUKI:バンドマンのなかには、やたら機材の話ばっかりする人たちもいれば、バンドとは関係のない話しかしない人たちもいて。でも、俺らの場合はほとんど“キッズな会話”をしてるんですよ。そこでの波長が合うんだと思う。

明希:そうそう。普通に、好きな音楽の話とかね。

RUKI:あとはカラオケに行ってみたり。たいがいヴィジュアル系歌ってるよね。“90年代縛り”みたいなテーマを設けてみたりとか(笑)。

明希:俺がthe GazettEを歌ったりとかね(笑)。

RUKI:俺もシドを歌ったりするし(笑)。

――すごい光景。いつかその様子を何らかの形で公開してほしいものですが。

明希:いや、誰にも見せられない。ちょっと危険だと思う(笑)。でもとにかく、楽しい会話しかしてないんですよ。

RUKI:深刻な話をすることはあんまりないもんね。

明希:ないよね。顔を合わせれば「あの新譜聴いた?」とか「ナイン・インチ・ネイルズ、良かったよね!」とか、「あの服カッコいいよね」とか、そうやって好きなものの話ばっかりしてますね。もちろんお互いのバンドについての話も多少はするけど。たとえば「海外ツアーはどうだった?」とか。

RUKI:うん。突然、LINEが始まったりはするけどね。

明希:そうそう。「新曲聴いたよ。カッコいいね!」みたいな話とか。でもなんか、同業者というよりは、ホントにさっきも言ったようにキッズ同士の会話みたいな感じで。好きなものが似てるから自然に話がハズむんですよ。それこそ今はインターネットとかで何でも手に入っちゃうし、音源の試聴もできるけども、昔、学生の頃にたまたまCDショップで“ジャケ買い”してそれが当たった時なんか、すごく嬉しかったじゃないですか。その喜びを自慢しあうのがまた楽しかったり。そういう学生時代の友達同士の会話のノリに近い気がする。

RUKI:音楽的な趣味で言うと、たとえば同じようにLUNA SEAさんが好きでも、LUNA SEAさんのどの曲が好きかが俺には重要というか。「実はシングルの表題曲よりもカップリングのほうに惹かれる」とかね。

明希:あるね、それは(笑)。もちろん好きな音楽の幅は広いんだけども、いちばんコアなところがRUKIとは似てる気がする。

RUKI:そういう着眼点が明希とはすごく似てる。マニアックな部分での趣味とか。そういう部分では俺、むしろうちのメンバーとは合わなかったりするんだけど(爆笑)。

明希:あ、なんかそれはわかる(笑)。

RUKI:そういう部分で好きなところが似てるのは、明希以外だったらヒロト(Alice Nine)とか。LUNA SEAさんについて好きなところが似てると、実は洋楽の趣味とかにも共通項がある場合が多くて。確か、どこかでシガー・ロスが好きだって話をしてたよね? それを見て「あ、やっぱりそっちも好きなんだ」と思った(笑)。バンド内で“全員が確実に聴いてる洋楽”って実はそんなに多くないんだけど、そういうところが明希とはすごく合うんですよ。

明希:うちの場合もそれはあるかも(笑)。逆に、各メンバーいろんなものを聴いていて、それがお互い被らないからこその良さっていうのもあるとは思うんだけど。

RUKI:うん。同じようなものを同じように好きな者同士ばかりがバンドを組んでたら、実はあんまり面白くないのかもしれない。そういうところで話が合う相手が、“バンドの外の身近なところ”にいる、というのがいいのかも。

明希:そうだね。あとなんか、「これってダサいよね」と思うポイントが似てるのも大事(笑)。「これ、かなり話題になってるけど実はダサくない?」みたいな話をして、「だよね!」って同意を得られたときの嬉しさというか(笑)。

RUKI:その話の具体例はここでは言えないけどね(笑)。ホントにそういうキッズの会話ばかりしてるから…なんか、学生の頃に出会いたかったよね(笑)。

――その頃に本当に出会っていたなら、それこそ一緒にバンドを組んでいたのかも。

明希:そうかも。それはあり得たかもしれない。実際、一緒に音楽を作ったらどうなるんだろうっていう興味もあるんですよ。

RUKI:俺もそれは思ってる。ちょうどヴォーカルとベースなんで、黒夢的な感じで(笑)。

明希:ははは!いつか何か、いい機会があったらいいなあと思ってるんですけどね。しかも、肩の力を抜いたところで何かできたらいいんだけどな。何かやりましょうということになって大人たちがたくさん動き出すような感じじゃなくて、「暇なときに吞みながらこんなの作ってみたんだけど、ちょっと一緒にやってみない?」ぐらのノリで。で、誰も知らないうちに1曲ぐらい配信されてたりとか(笑)。

RUKI:ああ、それはいいね(笑)

――こっそりやるのもいいですけど、その時はちゃんと教えてくださいね(笑)。ところで改めて聞いておきたいんですけど、ミュージシャンとしてのお互いについてはどんなふうに見ているんでしょうか?

RUKI:実際、シドの作品はほとんど聴いてると思うんですよ。興味があるバンド、興味のあるメンバーがいるバンドの音はやっぱり聴かずにいられないところがあるんで。シドを聴いてて思うのは、やっぱブレてないなっていうこと。常にメロディアスだし。あと、聴いていて、明希の作った曲はすぐわかる。

明希:あ、やっぱり?(笑)

RUKI:うん。言われなくても「あ、これは絶対そうだ」って。わかりやすいロック感があるというか、なんとなく雰囲気でわかる。あと、いろんなバンドが出てきたなかで、やっぱり支持されるべくして支持を集めてきたバンドなんだなって思う。年数が経てば経つほど、それは強く思うようになってきましたね。最初に観たときの「ヤバいぞ!」という感覚は間違ってなかったなって思う。

明希:なんか照れくさいですね(笑)。実はこういう話をするのが、本当に“初”に近いんですよ。だからちょっと今日は新鮮な気分で(笑)。もちろん今、RUKIが言ってくれたのと同じようなことを俺も思ってるんですけど。RUKIはミュージシャンであり演者であるわけですけど、それを超えたところでのトータル的な発信者でもあるというか。それこそCDのジャケットとか映像とか、他のメンバーの人たちの意見もあるはずだけど、発案者はきっとRUKIなんだろうなっていつも思う。そういう意味で、ものすごくマルチな視野を持ってる人だなあ、と。詞や曲ももちろんだけど。俺の場合は逆に“曲止まり”なんですよ。言葉とかもあんまり自分で書いたりしないし。だけどRUKIはすごくトータル的なところでの発想力があるし、そこはすごく尊敬してますね。「これは俺にはできんなあ」という感じ。

RUKI:やっぱこういうのは照れくさいですね(笑)。吞みながらこういう話はできないな(笑)。むしろ酒の席でのこういう話には、タブー感があるというか。

明希:そう。こういう話はしちゃいけないよね(笑)。

RUKI:うん。遊ぶときは遊ぶ。そういう場でも仕事の話になっちゃうと、オンとオフの差がなくなってしまうというか。逆に、そういう遊びの場での会話とかがヒントになって何かを思いつくこととかもあるし。

明希:あるある。だからこういう関係って大事だと思う。たとえば仲間うちで呑んでる時にRUKIに電話して出てくれなくても、「あいつ出ねえよ!」って話をするだけでみんな盛り上がるわけですよ(笑)。もちろん来たら来たでもっと盛り上がるし。

RUKI:それこそメンバー同士で呑んだりすると、やっぱり自分たちのバンドの話になってくるじゃないですか。それだと仕事の延長になっちゃうんで。明希と吞んでる時は邪念なく楽しめるんですよ。お互いのセールスとかについて話すようなこともないし(笑)。

明希:ただ、チャートの上のほうにthe GazettEの名前を見つけた時なんかは「おめでとう。今度、奢ってね」とかメールすることがあるけど(笑)。

RUKI:領収書はそっちで、とかね(笑)。

――いい関係ですね!これからお2人の付き合いは、年を重ねながらどんなふうに変わっていくことになるんでしょう?

明希:楽しみですね。でも…このまんまなんじゃないですかね(笑)。

RUKI:うん。変わらないんじゃないかって気がする。出会ってからこれまでも、まるで変わってないし。

明希:変わるとすれば…もう何年かすると話題が健康面の話になってくるのかも。人間ドックの話とかね(笑)。ちょっと夢がないね。この話はここまでにしましょう(笑)。

――それこそいつか、キッズ同士のノリのまま、2人で好きなバンドを海外に観に行く機会なんかがあったら素敵だなと思うんですけど。

明希:あ、それはすごくやりたい。単なる旅行じゃなくてバンドを観に行くっていうのがいいですよね。

RUKI:確かに。

明希:温泉とかに行くより、そのほうがいいなあ。

RUKI:間違いないね、でも、とにかく音楽ファン同士としての付き合いは変わらないだろうと思う。変わる必要もないしね。

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