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第2号

映画連載【取材のウラ側!!】編~いま話題の韓国骨太映画『アジョシ』の主演、ウォンビンに直接会って来たよっ!!そして特別に今回は、日本のアノ“仕事人”も登場!?

『アジョシ』ウォンビン来日に報道陣400人!!美男ですね!の登場に女性陣大熱狂!!

去る8月末、言わずと知れた“韓国を代表するスター”ウォンビンが、最新主演作『アジョシ』のPRで来日!映画関係者的には『母なる証明』(2009)の来日以来2年ぶりだが、日本ジュエリーベストドレッサー賞の授賞式に出席していたそうで、約半年ぶりの訪日に。そんな注目作『アジョシ』は、昨年韓国で観客動員数年間ナンバーワンを記録したモンスター級のメガヒット作で、ウォンビンは犯罪組織の魔手から少女を守ろうとする主人公テシクを大熱演!羊のように無垢な表情が印象的だった前作『母なる証明』とは打って変わって、元・殺人専門の特殊要員というリーサル・ウェポン的な危ない男を過激なアクションとともに体現したのだ!初期はペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホンらとともに“韓流四天王”などと呼ばれアイドル的に祭り上げられていたウォンビンだが、『悪魔を見た』(2010)のイ・ビョンホンに続けとばかり、今回の『アジョシ』でハードに方向転換!愛する者を失いたくない孤独な男を触れればケガをするような殺気と哀愁で演じ上げ、見事、本国韓国でアカデミー賞にあたる<大鐘賞>の主演男優賞をゲット!30日(火)に行われた来日記者会見では400人強の報道陣が押し寄せたほか、前日の羽田空港到着時にも女性ファンが集まったそうで、ウォンビンの本物の人気に驚かされるばかり!日本でも公開が待ち望まれていたことを証明する加熱ぶりだ。

ライターやカメラマンを気遣うウォンビン!!イイ男は優しさが行動のキホンにある!!

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翌31日(水)にウォンビンの単独取材が許された筆者は、“アジョシ”が待ち受ける新宿へ突撃! 最初に脚本を手に取った時の印象を、「ストーリーにとても惹かれました。少女のために命をかけるテシクの気持ちに共感しましたし、もともとは関係のない他人同士だったふたりが強いきずなで結ばれていく展開に強い関心を持ちました」と本作のテーマに共鳴したことを教えてくれたウォンビン!そのテシクを慕う孤独な少女ソミを演じた天才子役のキム・セロンのことをいつも気にかけていたそうで、撮影中彼女がお腹を空かせていないか、寒ければ毛布をかけてあげたりするなど素敵な“アジョシ”っぷりだったとか。確かに記者会見中のフォトセッションでもセロンちゃんとの仲睦まじい姿が印象的だったが、愛に満ちあふれたウォンビンは取材に訪れた日本の媒体にも同様に気を配り、カメラマンやライターに、「ちゃんと撮れましたか?大丈夫ですか?」「ちゃんと聞けましたか?」と気遣う一幕も。いつも寡黙なウォンビンだが、その行動には優しさがあふれていて、まさに劇中のテシクと同じ正真正銘のイイ男なのだ! 余談だが、テシクとはほど遠いカリカリしたヘアースタイル(同行スタッフも真似していて皆で同じ髪型!)の意図が気になったけれど、イイ男は何をやっても似合いますね!“韓国を代表するスター”ウォンビンの、映画を地で行く優しさを垣間見ることができた取材のウラ側報告でした!

日本の“仕事人”京本政樹!!あの大人気キャラクターは、ダース・ベイダーが元ネタ!?

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さて今号では、もう1人スペシャルゲストとして京本政樹さんが登場!2005年に始まった人気特撮ドラマ「牙狼<GARO>」に登場、主人公たる正義の黄金騎士ガロと死闘を繰り広げ、ガロに匹敵する人気を得た暗黒騎士キバが主人公のスピンオフ作品『呀<KIBA>~暗黒騎士鎧伝~』。そのBlu-ray&DVDの発売を記念して、キバ役の京本さんがウラ話を語ってくれましたぞ!

「僕が演じた龍崎駈音(りゅうざきかるね)という男は、本当は黄金騎士にもなれたはずですが、それを拒否して暗黒の淵を選びました。実はこれ、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーと一緒で、実はテレビドラマが始まる当時、雨宮慶太監督から、『京本さん、ダース・ベイダーに興味ない?』と言われていたんです(笑)。つまり暗黒騎士キバ誕生にまつわる秘話・深い物語を、今回の『呀<KIBA>~暗黒騎士鎧伝~』で具現化したということですね。そういう意味で「牙狼<GARO>」シリーズのファンには抑えておかなければいけない作品になったと思いますし、光栄にも自分が演じたキバというキャラクターがガロとの関係性においてシリーズの世界観で担う役割が大きかったので役者冥利に尽きますね。僕にとって長年の持ち役でしたが、この作品を最後に当分このコートを着る機会もないかな(笑)。来月にはテレビシリーズもまた始まるので、僕自身もずっと応援していきたいと思っています」


くしくも日韓“仕事人”対決が実現した(?)今回のエンタメコラム。次回もお楽しみに!

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【ライター紹介】鴇田 崇~年間で延べ250人のインタビューを敢行する映画ライター~
1974年生。国内最大級のアクセスを誇る総合映画情報サイト「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長職を経て、現在はフリーのライターに。
超得意なジャンルがない変わりに苦手なジャンルもないが、得意“技”はインタビューで、年間延べ250人ほどの来日ゲスト、俳優、監督への取材を行い、相手のホンネを引き出す雑談のような語り口と雰囲気作りは一部の関係者に定評がある。 好きな言葉は「いつか皆死ぬ」。嫌いな言葉は「着地点」。
史上もっともアガッたインタビューは、あのM・ナイト・シャマラン監督に「キミの体からは気が出ている!」とホメられたこと。
主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦シリーズの『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。