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第10号

映画連載【取材のウラ側!!】編~ブラピ主演作が上陸!!監督に会ってきたよ!!

「第24回東京国際映画祭」終了――同映画祭クロージング作品の監督に緊急取材を敢行!!

「第24回東京国際映画祭」が10月30日(日)に無事閉幕したそうですが、今年は僕らのジャッキー・チェン!
『バイオハザード』夫婦などなど、ビッグゲストの来日が実現して盛り上がったみたい!?
自分、同映画祭にはほぼノータッチでぼんやり過ごしていたのでレポートできかねますが、とてもゆかりのある映画、そして監督に会ってきましたよ!

キミは“マネーボール理論”を知っているかい!?ブラピ版「もしドラ」じゃねえぞっ!!

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今回ご紹介する映画は、11日(金)公開作で、同映画祭の公式クロージング作品『マネーボール』。
貧乏弱小チームを独自の理論で変えた実在のメジャーリーグ球団アスレチックスのGM、ビリー・ビーンを、皆のアイドル、ブラッド・ピットが熱演した話題の一作だ。
彼が提唱した“マネーボール理論”はカンタンに言うとデータ重視の球団運営論で、それまでの球界の常識ではあり得ない異様なメソッド!
ところが、同チームは年棒が安く出塁率や長打率が高い選手を集めてチームを再編成、2000年から2003年にかけて4年連続でプレーオフ進出という快挙を果たしたのだ。
監督のベネット・ミラーにビリーが同理論を唱え始めた当時のことを聞くと、「国民的なブーイングだったかどうかは定かではないけれど(笑)、確かにビリーは野球界において物議を醸した人物。

原作が出版された時は野球界からネガティブな反応が出て、かなり強い批判を浴びていたよ」と古い常識が打ち破られる際のハードルの高さを説明してくれた。
なんでも「彼や彼の哲学に対して本を知らない人でさえも実際に批判的なことを言っていて(笑)。長年の習慣はなかなかなくならないモノだと思いました」。
ビリーがいかに孤独な戦いの果てにチームを常勝軍団に育てたか――その心情は想像不可だが、彼の苦闘を劇中のブラピが見事に体現!
早くもアカデミー賞への期待が高まっているほどだ。
また、データを活用する経営理論は広く一般組織のマネジメントにも応用できると評価されているそうで、ミラー監督も「今後の映画製作に応用できると思うよ(笑)」と何かを得たご様子だ!
『ソーシャル・ネットワーク』製作陣がメジャーリーグを舞台に贈る果てない挑戦の軌跡&奇跡!
かなりオススメの感動作です。

ちなみにフィリップ・シーモア・ホフマンとは長年の友人だそうです。
次回もお楽しみに!

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【ライター紹介】鴇田 崇~年間で延べ250人のインタビューを敢行する映画ライター~
1974年生。国内最大級のアクセスを誇る総合映画情報サイト「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長職を経て、現在はフリーのライターに。
超得意なジャンルがない変わりに苦手なジャンルもないが、得意“技”はインタビューで、年間延べ250人ほどの来日ゲスト、俳優、監督への取材を行い、相手のホンネを引き出す雑談のような語り口と雰囲気作りは一部の関係者に定評がある。 好きな言葉は「いつか皆死ぬ」。嫌いな言葉は「着地点」。
史上もっともアガッたインタビューは、あのM・ナイト・シャマラン監督に「キミの体からは気が出ている!」とホメられたこと。
主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦シリーズの『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。