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第20号

映画連載【取材のウラ側!!】編~原田知世さんに大切なモノを教えてもらおう!!

アカデミー賞の季節ですね!!それとは無関係ですが、ハートフルな3作品をご覧あれ!!

アカデミー賞です。ご機嫌いかがですか、映画ライターの鴇田崇です。毎年受賞結果予測を立てますが、これが全然当たらないの!去年当コラムで紹介した『マネーボール』にあげなさい!まあ、刑事プリオがノミニーされない時点でオレ的に興ざめ。誰か「もらっといてやる」とか言わないかな。今週はそんなレースとは無縁の、心温まる3作品です。

お父さん、これ新しいスパイダーマンなのですよう~御一行勢揃い来日記者会見です!!

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まずご紹介する作品は、アメコミ映画の大成功作“スパイダーマン”です!ご存じ、サム・ライミ監督の三部作の続編――ではなくて、リブートした“新生スパイダーマン”!キャストも監督もすべて刷新して、改造新体制でお送りする新シリーズ&3Dで再始動する新たなる物語、『アメイジング・スパイダーマン』の来日記者会見と約9分間の特別フッテージ映像上映会が行われました!新たなるピーター・パーカー役としてハリウッドでもっとも期待される若手俳優アンドリュー・ガーフィールドは3歳の時から原作のファンだったそうで、「原作にインスピレーションを受けました。それを継ぐ俳優としてとても光栄に思っています。プレッシャーを感じますが、それは責任を感じるからで健全なプレッシャーです」と全世界が注目する大任をポジティブに遂行!また、新ヒロインのグウェン・ステイシー役を射止めたエマ・ストーンは、「彼女は以前ブライス・ダラス・ハワードが演じたような、ピーターとMJの間に割って入るグウェンとまったく違う設定です」と新設定を説明!ピーターとMJといえば“逆吊りのキス”が話題を集めたが、「逆吊りではないけれど、今回は素敵なファースト・キスのシーンがあるので期待していてくださいね」と旧三部作に負けないシーンがあることを告白!これは期待大だ!実は今年って、アメコミ映画イヤー。ファンには心ウキウキな一年ですな!6月30日(土)全世界最速公開!

感動伝記映画『犬の首輪とコロッケと』主演・鎌苅健太さん、「温かい気持ちになれます!」

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続いてご紹介する映画は、お笑い芸人の長原成樹が、自伝小説を自ら監督して映画化した『犬の首輪とコロッケと』。長原自身がモデルの主人公セイキを、若手俳優として人気急上昇中の鎌苅健太さんが熱演しました!鎌苅さん自身、「もともと監督の原作がすごく好きだったので演じたいとすぐ思いましたし、脚本もすごく面白かったです!」とオファー時に興奮気味になったそうで、大阪・生野区を舞台に不良からお笑い芸人へと変わっていく長原監督の半生を描く伝記ドラマは、破天荒なエピソードが満載ながら人間愛に満ちあふれた温か~いドラマに!やんちゃだけれど熱い性格のセイキ同様、長原監督や共演者の諸先輩方との共同作業は刺激的だったそうで、特にセイキのおとうちゃん役・山口智充とのシーンでは、「やんちゃをして少年院に入ったセイキがおとうちゃんと再会しますが、山口さんのスイッチが切り替わった時の表情が、まったく山口さんに見えなかった(笑)。現場では引っ張っていただきましたね」と息子を想う山口の名演に大感動!ちなみに、このシーンは長原監督自身も想い入れが強いとか。そんな多くの“想い”が満載の本作について鎌苅さんは、「僕自身、セイキを演じて、長原監督やいろいろな人と一緒に仕事をして、温かい気持ちになりました。セイキを始め、いろいろな人の想いに乗って楽しめますので、映画を観て温かい気持ちになってもらえれば」とラストプッシュ!映画館へ急げ!

大ヒット公開中!! 『しあわせのパン』の主演、原田知世さんが作品に込めた想いとは!?

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さて、最後にご紹介する映画は、現在大ヒット公開中の『しあわせのパン』。ロケ地の北海道では1月21日(土)に初日を迎え、全国公開後も好スタート!皆が待ち焦がれていた注目作について、主演を務めた原田知世さんにお話をうかがいました!「この作品は北海道の月浦にある湖のほとりの“マーニ”というパンカフェを営む夫婦が主人公で、そこへ訪れる四季折々、人々の物語です。わたしと大泉 洋さんが演じる水縞夫婦は、お客さまを見守りながら、そしてどこか“りえさん”(原田さんが演じています)はお客さまに自分の姿を見つけたりしながら、じっくりじっくりと変化していく一年を描いています」。優美で雄大な自然を背景にしたオール北海道ロケで紡がれる人間ドラマは、それぞれの季節にさまざまな想いを抱いて“マーニ”を訪れた人々の心の中に“しあわせ”を灯します。「たとえば、夏の物語では東京から恋破れた女性が“マーニ”を訪れて、月浦の自然と微妙な距離感で見つめてくれているご夫婦に癒され、新しい出会いも経験します。人は深呼吸する時間がすごく大切で、ちょっと東京で疲れてしまった人はそういう旅をすることで、新しい自分が見つかったりしますよね。共感していただける映画になりました」。そう、人生に迷い、ちょっとひと息つきたい時に訪れたい理想的な場所が、本作の“マーニ”。この映画には“本当に大切なモノ”を気づかせてくれる、人生のヒントが数多くある感動作です!

ところで、『ゾンビアス』って映画を知っていますか?オナラとウンコとゾンビがモチーフの全世界呆然映画。とても素敵なガールズ・ムービーなので、カップルで観るといいよ。

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【ライター紹介】鴇田 崇~年間で延べ250人のインタビューを敢行する映画ライター~
1974年生。国内最大級のアクセスを誇る総合映画情報サイト「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長職を経て、現在はフリーのライターに。
超得意なジャンルがない変わりに苦手なジャンルもないが、得意“技”はインタビューで、年間延べ250人ほどの来日ゲスト、俳優、監督への取材を行い、相手のホンネを引き出す雑談のような語り口と雰囲気作りは一部の関係者に定評がある。 好きな言葉は「いつか皆死ぬ」。嫌いな言葉は「着地点」。
史上もっともアガッたインタビューは、あのM・ナイト・シャマラン監督に「キミの体からは気が出ている!」とホメられたこと。
主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦シリーズの『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。