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22号

映画連載【取材のウラ側!!】編~東京にドラゴン・タトゥーの女がやって来た!!

海外スターの来日プロモーション本格始動!!今日ジュード・ロウも来日の予定だよ!!

ご機嫌いかがですか、映画ライターのような仕事をしている鴇田崇です。
激減していた海外スターの来日プロモーションが復活気味で、ちょうど今回のエンタメコラムが届く頃、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のジュード・ロウが来ているはずよ!!
明日は御大マーティン・スコセッシ監督も!スコセッシ?スコシージ?3作品、どうぞ。

東京に“ドラゴン・タトゥーの女”がやって来た!!監督&主演女優の来日記者会見だ!!

『ドラゴン・タトゥーの女』来日記者会見

まずご紹介する作品は、現在公開中の『ドラゴン・タトゥーの女』!公開に先立って、デヴィッド・フィンチャー監督と主演女優のルーニー・マーラ(アカデミー賞ノミネート中!)が来日!朝早かったけれど、来日記者会見に潜入して参りました。
本作は、全世界で6,500万部のミステリー小説の映画化で、原作の母国スウェーデンでは『ミレニアムドラゴン・タトゥーの女』(09)を第1弾に全3部作が映画化されていて、すなわちハリウッドによるリメイク版です。
マーラはフィンチャー監督の前作『ソーシャル・ネットワーク』(10)にも出演していて、100テイクを重ねたというフィンチャー監督の粘着質的な演出の洗礼を経験済み!
今回は「監督はすべてのシーンで何度も撮り直す手法を採るので、いちいち数えていないです(笑)」とマーラが告白すると、「54テイクあったよ(笑)」と横からフィンチャー監督が助け舟(?)を出す一幕も。
「そもそも数えていないですし、それが当たり前だと思って演技をしていました」としとやかに語るマーラの姿を見ると、映画の中で背に龍の彫り物を入れたパンキッシュな天才ハッカー役を演じているとは思えないほど!
マーラ演じるリスベットはダニエル・クレイグ演じる主人公ミカエルと、40年前に起こった少女失踪事件の調査を始め、その過程で身も凍る真実にブチ当たっていくというストーリー。
とにかくラストシーンが衝撃的なので、観に行きましょう!絶賛公開中。

『POV(ピーオーヴィ) ~呪われたフィルム~』、川口春奈が撮影中に体験した恐怖って!?

『POV(ピーオーヴィ)~呪われたフィルム~』川口春奈インタビュー

次にご紹介する作品は、志田未来、のダブル美少女が怪奇現象に絶叫する『POV(ピーオーヴィ)~呪われたフィルム~』!
“作品”と言っても、1.彼女たちと携帯番組関係者が実際に体験した映像と、2.春奈が通っていた中学の“学校の怪談”を撮影した心霊ビデオを元に制作された映画で、志田&川口所属の芸能事務所&発端となった番組関係者全員が公開を拒否った呪われたフィルムだって言うの!
ヤバい気配がしてきましたね。「真っ暗な中で突然機材が壊れるとか、いろいろなことが起こりました……」と回想する春奈クン。撮影終了後もスタッフの間で怪奇現象が起こっているそうで、ブッチ切りで怖いわ!
一方の春奈クンはホラーが苦手じゃないそうで、「『ほんとにあった怖い話』や『世にも奇妙な物語』が大好きでよく観ていました。海外のホラーでは『REC/レック』(07)や『パラノーマル・アクティビティ』(07)がお気に入りです」とまぶしい笑顔。が、実は今回の映画、その手の映画の親戚みたいなモノ(現在TSUTAYA独占レンタル中の『スピーク』も!)で、「日本映画では家や学校が恐怖の舞台になることが多いので、本当に起こりそうなリアリティーが満載で怖いです!」とその手の映画の魅力を解説してくれた春奈クン!しかーし!これマジ話ですが、この取材の写真撮影の時にフラッシュが大暴走!超絶怖いエピソード!
この話、信じるか信じないかは、アナタ次第です(パクリ)!

大ヒット公開中!!『はやぶさ 遥かなる帰還』中村ゆりさん、「ブレない気持ちを持った人たちの熱い映画です!

『はやぶさ 遥かなる帰還』中村ゆりインタビュー

さて、最後にご紹介する映画は、現在大ヒット公開中の『はやぶさ 遥かなる帰還』です。3本ある“はやぶさ映画”の、渡辺謙&東映バージョンです!
主役のはやぶさではなく、技術者たちが一堂に会して正面を向いているビジュアルが高インパクトで、それだけに人間力みなぎる熱いドラマが用意されています!
『はやぶさ 遥かなる帰還』でJAXA(宇宙航空研究開発機構)の学生当番・松本夏子を演じた、話を聞きましたよ!
「果てしない宇宙は皆さん興味があるはずですよね。でも誰がどう取り組み、どういう開発が行われているか――今回細かいレベルまで初めて知りました」という中村さん。はやぶさ開発の中枢に入り、7年間プロジェクトを見守る夏子役を通じて、「宇宙プロジェクトなのに本当に手作り感のある作業で初めはビックリしました(笑)。でも謙さんのモデルの方を始め、専門分野を極めた人たちが徹底的に仕事に向き合った事実と奇跡を知りました」と心底感動したとか。
特に夏子は学生当番時代から関わるため、「プロジェクトの全体を見守っているいような役回りでした。劇中、江口(洋介)さんと吉岡(秀隆)さんがよく衝突するので、心配しているんだけど、まだ未熟で何も出来ない彼女の成長を見せたかったです」。
中村さん演じる夏子は、技術者たちの熱い戦いを客観視できる立場なのデス。「個人個人が信念を持っているため、妥協して流すシーンがないです。全員がはやぶさを帰還させようと奮闘します。ブレない、熱い映画です!」これぞ本物の日本映画!!必見です!!

ちょっと、ちょっと、『エクスペンダブルズ2』が10月に日本に来るよ!チャック・ノリスにジャン=クロード・ヴァン・ダムも参戦だぜ!これだけを楽しみに生きていけるわ。

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【ライター紹介】鴇田 崇~年間で延べ250人のインタビューを敢行する映画ライター~
1974年生。国内最大級のアクセスを誇る総合映画情報サイト「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長職を経て、現在はフリーのライターに。
超得意なジャンルがない変わりに苦手なジャンルもないが、得意“技”はインタビューで、年間延べ250人ほどの来日ゲスト、俳優、監督への取材を行い、相手のホンネを引き出す雑談のような語り口と雰囲気作りは一部の関係者に定評がある。 好きな言葉は「いつか皆死ぬ」。嫌いな言葉は「着地点」。
史上もっともアガッたインタビューは、あのM・ナイト・シャマラン監督に「キミの体からは気が出ている!」とホメられたこと。
主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦シリーズの『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。