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38号

映画連載【取材のウラ側!!】編~押上に電波塔が開業だ!! それを記念して…

東京スカイツリー、実は浅草から近くはない!! 開業を祝して、映画でも観て帰ろうぜ!!

おまっとさんでした! 映画ライターみたいな仕事をしている外注の鴇田崇です。開業した東京スカイツリーの話。テレビで頻繁に浅草から徒歩圏内的な情報が流れているけれど、ちょっと距離あるぜ。浅草通り一直線だけどな。お年寄りには大変。
で、ソラマチで遊び倒したら、帰りに錦糸町で映画観ようぜ! 押上から半蔵門線で一駅。今回は、その新しい日本の象徴誕生を祝い、それとはまったく無縁の映画を元気いっぱい紹介しちゃうよ!

大型新人・三根 梓、映画初出演&初主演作!! 『シグナル~月曜日のルカ~』が公開だ!!

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まずご紹介する作品は、青春恋愛ミステリーの『シグナル~月曜日のルカ~』! 若手実力派、西島隆弘(AAA)さん、高良健吾さん、そして映画初出演で初主演に大抜擢された大型新人・三根 梓さんに話を聞いた!
本作は田舎の古い映画館から3年間一歩も出ずに過ごすミステリアスな映写技師ルカが、アルバイトに現れた東京の大学生・恵介と出会い、ひと夏の恋、そして衝撃の過去を乗り越えていく一作!


三根さんは、「殻に閉じこもってはいますが、恵介が映画館にアルバイトに来ても冷たく接するのではなくて、ルカは丁寧に仕事を教えて、お姉さんみたいな感じで恵介に接します。そういうルカの心の広さ、温かい性格は好きですね」とルカに好意を持てたそうで、恵介役の西島さんも、「何でも受け入れる姿勢というか、人を許すキャパが広いところが好きですね。僕は人に厳しくて(笑)。微々たる厳しさを自然と出しちゃうので、恵介を見習いたいと思いました」と教わることもあったとか。
一方、ルカの過去を知るレイジ役の高良さんは、「演じるキャラクターは、たとえどれほど嫌な奴でもちょっとは心を寄り添いたいと思うから、レイジのことを嫌いではないですが、でも好きでもないです(笑)」という考え方だそうで、「レイジを見ていて、自業自得だと思いました。最後の展開はレイジの中で決着が付いたからだと思えたので、その部分はいいなと思いました」と複雑で謎めいた第三者キャラを回想していました!


受け継いでゆくということ―親子二代でヤマト発進!! 作曲家・宮川彬良先生に聞く!!

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続いてご紹介する作品は、完全新作で大復活を遂げた『宇宙戦艦ヤマト2199』! あのSFアニメーションの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」のテレビ版第1作をベースに、新たなスタッフで制作した新生“ヤマト”ですよ!
1974年の初放映当時、オーケストラ演奏の劇伴を手がけた作曲家が宮川泰先生で、今作では息子である宮川彬良先生が担当! そう、親子二代で名作の歴史に名を連ねたわけです。「僕の創作の原点には、父の存在が大きくあると思います」と語る宮川先生。「どこかで父を超えようと思っているうちに今日まで辿り着いて、今回の“ヤマト”に出会った。だからプレッシャーよりも、僕以外の人間が作曲することを考えるほうが怖かったですね(笑)」と今回の仕事を回想。


父が遺した楽曲をすべてスコア化する作業の過程では「いい音楽は残るということ」を改めて考えたそうで、「世の中に音楽はあふれていますが、本当にいいモノはごく少ないと思います。今の時代は音楽以外でもすべて数字に置き換えてしまいがちですが、作ればいいってものでは決してないはずですよね」とクリエイターとして厳しいご意見も!
「僕は日本全国を回ってコンサート活動もしていますが、いい音楽は時代や場所を超えて愛され、残っていくもの。特に今回は“ヤマト”に出会い、受け継いでゆくということの重要性を痛切に感じました」。このスピリット! “ヤマト”の見方まで変わってしまう超絶級の感動エピソードですな!


鏡よ、鏡!! シャーリーズ・セロンって超美女だよな!! 『スノーホワイト』イベント!!

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さて最後にご紹介する作品は、名作グリム童話「白雪姫」を超絶アクション・アドベンチャー超大作に作り替えた『スノーホワイト』! 本作の公開に先駆け、アジア料理が大好き、日本に来たい理由の1つが食べ物という主演のシャーリーズ・セロンが来日!セロン演じる“悪の女王”ラヴェンナの声優を担当した小雪、白雪姫を守る“ハンター”の声優を担当した椎名桔平、そして監督のルパート・サンダースが、レッドカーペットを歩いたぜ!


セロンが本作に心射抜かれた理由も作品の強烈なオリジナリティーで、「惹かれた理由は誰もが知っている古典的な童話を、まったく違うように描いている点です。ビジュアルもとにかく素晴しく、スケールもビッグ! ストーリーも感動的なの!」と生まれ変わった「白雪姫」の物語を大推奨!
事実、ファンタジックな世界観を基軸にしながらもリアル・バウトを重視したアナログ的なアプローチは日本人好みで、「魔法やファンタジー、格闘シーンなど、文化的に受け入れてくれる土壌が日本にはあると思います」とサンダース監督もジャパニーズ寄りの超大作に仕上げたことを報告! その上普遍的なメッセージ性も高いそうで、「大作でありながら、感情面も豊かに描かれています。何百年も語り継がれるこの物語を、今の人たちに受け入れてもらえる作品に仕上げることができました」と自信マンマン! どうでもいいが、セロンって人智を超えた美女だな! 6月15(金)公開。


いやあ、『るろうに剣心』観たよ! アクション監督がドニー・イェンやジャッキー・チェンなどと共闘を重ねた谷垣健治氏なので、超絶ハイレベル! それをワンカットに近い長回しで撮っているシーンがあるので、キャストの皆さまは大変だったと思います。ちなみに主演の佐藤健君インタビューがTSUTAYA店頭誌「VA」に載るので、要チェキでござるよ

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【ライター紹介】鴇田 崇~年間で延べ250人のインタビューを敢行する映画ライター~
1974年生。国内最大級のアクセスを誇る総合映画情報サイト「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長職を経て、現在はフリーのライターに。
超得意なジャンルがない変わりに苦手なジャンルもないが、得意“技”はインタビューで、年間延べ250人ほどの来日ゲスト、俳優、監督への取材を行い、相手のホンネを引き出す雑談のような語り口と雰囲気作りは一部の関係者に定評がある。 好きな言葉は「いつか皆死ぬ」。嫌いな言葉は「着地点」。
史上もっともアガッたインタビューは、あのM・ナイト・シャマラン監督に「キミの体からは気が出ている!」とホメられたこと。
主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦シリーズの『シベリア超特急5』(’05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(’09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。