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第41号

「DAY 1」が切り開く雅-MIYAVI-のニュー・フェイズ。
あなたも、いざ、新たな音楽体験へ

全身音楽のサムライギタリスト=雅-MIYAVI-が昨年から始動した、世界中の凄腕アーティストに真剣勝負を挑み、深く共鳴する「SAMURAI SESSION WORLD SERIES」。国籍、性別、ジャンルは一切不問。雅-MIYAVI-が求めているのは、圧倒的かつ独立した音楽力だけだ。KREVAとの刺激に満ちた初対決によって生まれたファースト・インパクト「STRONG」から9ヵ月。雅-MIYAVI-は、この間にパリコレにおけるミハラヤスヒロのショーでパフォーマンスを披露したり、野宮真貴のアルバム『30-Greatest Self Covers & More!!!-』に参加するなど、ライヴのゲスト出演/飛び入りも含めて、様々なアーティストと多角的なコラボレーションを重ねてきた。

 

そして、満を持してシリーズ第二弾「DAY 1」をここに完成させた。これまでCM音楽を多数手がけてきた雅-MIYAVI-が、初の本人出演を飾っているLOTTE「ZEUS SNOW STORM」TVCF曲として現在大量オンエアされているこの「DAY 1」。前回のKREVAもそうだったが、今回もまた予想だにしないアーティストがシリーズに招かれた。
その相手は、YUKSEK(ユクセック)。ダフト・パンクやジャスティスに続く、新世代のフレンチ・エレクトロ・シーンを牽引する存在と目されている男である。ハウスやテクノ、ディスコのみならず、ロックやヒップホップまでをも昇華した硬軟自在の多彩なビート。フロアでポップに躍動する旋律の快楽を知り尽くしたメロディ。そして、フランスのアーティスト然としたトラックの造形美が際立つ緻密なプログラミングとエディット——。レコーディングは、YUKSEKのプライヴェート・スタジオがあるフランスのシャンパーニュ地方ランスに雅-MIYAVI-が赴いて行われたという。

 

雅-MIYAVI-の専売特許である全身にたぎる本能に従って弾く(はじく)スラップ・ギターが、ソリッドなグルーヴの軸を形成。そこにYUKSEKがBPM130の強靭なダンス・ビートとサウンドの破壊力を底上げするベース・ラインを加え、さらには扇動的なマンパワーが解き放たれるサビをクライマックスに巧みなSEのプログラミングとエディットを施すことで、楽曲全体の奥行きと飛躍力を無尽蔵に広げている。雅-MIYAVI-の猛る肉体とYUKSEKの一閃する頭脳が、どこまでも動的に共振。独創的な力学でロックとクラブ・ミュージックの境界線を切り裂きながら、ヴィヴィッドな光彩を発している。
リリックにもぜひ注目してほしい。現在の日本に蔓延する停滞感、悲壮感、閉塞感、虚無感、諦観と、そこに引っ張れてしまう人々を真っ向から射抜き、自らの音楽が発する力で“新たな1日”を導こうとする。そんな雅-MIYAVI-の真摯な思いと不屈のヴァイタリティが浮き彫りになっている。

 

M2にはライヴの定番曲「FUTURISTIC LOVE」をYUKSEKのリ・アレンジで新録。まさに一段とフューチャリスティックに進化したサウンドを体感してほしい。「DAY 1」が切り開く雅-MIYAVI-のニュー・フェイズ。あなたも、いざ、新たな音楽体験へ。

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【ライター紹介】
三宅 正一~取材にライブに子育てに。音楽を中心にせわしない日々を送るフリーライター~
1978年生まれ、東京都出身。雑誌「SWITCH」、「EYESCREAM」の編集を経て、2005年にフリーライターとしての活動を開始。音楽を中心に、カルチャー全般の執筆を手がけている。