迫力あり ★★★★☆
投稿者:take 2002-08-29
羅生門と同じく人間のエゴといった題材を取り上げた作品。鬼気迫る三船敏郎の演技が光っています。
[ネタバレ]妄執の雲の、塵積もって山姥となる ★★★★★
投稿者:マツガエ 2002-07-26
マクベスの翻案ということで、時代背景を除いて、三つ四つ?原作と異なる所があります。原作者のシェイクスピアといえば多くの学者によって研究され、また世界中で親しまれている偉大な文豪、その作家の作に変更を加えるというのは相当な理解と度胸がないと出来るもんじゃありません。それをやってのけるのは余程のパーぷりんか、真に実力のある人に限られると思うのですが、その判定は実際に鑑賞すれば分明なので述べません。変更点の中で、効果が劇的なのは、浅茅(マクベス夫人)を身籠らせた点で、三木の息子に大殿の地位を譲りたくないという武時(マクベス)の心情を強化し、又その上死産ということで、後の乱心にいたる伏線を補完する意味で大きな役割を果たしています。「蜘蛛手の森が動き出し、城へ押し寄せぬ限り〜」のくだり、寝耳に水の武時が面食らう場面について、私は映像化せずに語りを用いて視聴者の想像に力点を置いた作りにしているのかなと勝手に推察していたのですが、予想に反し、渦巻くモヤの中にうごめくオドロオドロしい森が実像として出るじゃありませんかぁ! ワンダフル! 私はかなり監督をみくびっていたようです、あいスミマセン、感服。
老婆も妻女も・・・ ★★★★☆
投稿者:Kaz 2001-04-28
近代の時代劇にはみられない全編にわたる重苦しい雰囲気が独特の世界観を表してるように思います。 ただ古いせいか、場面によってちょっと日本語が聞き取りづらいかな・・。
シェークスピアは読んだことないけど… ★★★★☆
投稿者:N.Y.MAO 2001-01-08
初観はビデオだったのですが、これは映画館で観たかったな(なーんてTSUTAYAで言っちゃマズイ?)。あの森が動くシーンは大画面で観たら迫力あったと思う。三船様、最期痛そうで切ないっス…。←超個人的感想
リア王も好きよ! ★★★★☆
投稿者:ヒッチコック 2000-12-26
黒澤監督ほどハイカラな人はいないんじゃないかなぁ。だって、英国文学と日本様式をみごと融合してるじゃん!?

ラストシーンは圧巻!凄すぎる!っつーかバカだ!映画馬鹿だ!!! ★★☆☆☆
投稿者:KASPAR 2010年4月21日
黒澤明生誕100周年特別上映で『蜘蛛巣城』観てきました♪
ふむふむ(・~・。)やっぱこのラストシーンは凄まじいっすね~確か実際に射ってるんやったっけ?
□■□■□
いやぁ~それにしても何をゆーとるんかぜーんぜん聞き取られへんな~(;^_^A・・・最近の監督さんやったら逆の意味で撮りなおし(もしくは録り直し)してるやろねー(´艸`)
隣で観てた外国人の人がずっと小声でツレに訊ねとったし・・・そりゃ日本人でも何ゆーてるかわからんのに外人さんは流石にムリやろねー(´艸`)
まぁそれはエエとして(エエんならゆーなって!)
作品としてはそんなに面白いといえる作品では無いと思うし、集中しながらも漠然と全体を観ないといけないというなかなか厄介な映画なんで、人にはなかなか薦めにくい作品やけど、映画史に残るこの壮絶なラストシーンを観るためだけにでも映画館に行く価値はあるっすよねー♪
なんかもう一周してリアルじゃなく感じるほどの凄いですш(`∇´*)ш
結局ラストシーンしか印象に残らないほどに凄いですш(`∇´*)ш
□■□■□
えーっと、そんなに面白い作品ではないですが、一見の価値はある映画かなーって思います♪
個人的には黒澤作品の中ではそんなに好きなほうじゃないけど(;^_^A
個人的満足度 60点! オススメ度 60点!
何故マクベスが破滅する事になったのかという理由 ☆☆☆☆☆
投稿者:bokensdorf 2009年3月1日
BS2でやっていたのでまた観た。私は綺麗なお姉さん狙いでただ映画を観ている軟派者なので、黒澤組には誰が居たとか、そういうハードの知識はまったく無いんですが、この映画はそういう私でも何回観ても面白い映画だ。
ネタバレしたくないので分かりにくく書きますが、最初に語り部が出てきて物語の全部を話してしまいます。その語り部の正体は最後まで分かりません。
で、マクベスは女房にそそのかされてはいるが、自分で決心した事柄を実行しているはずなのに事態は語り部の言った通りにどんどん進んでしまう。
マクベス女房はファム・ファタルなのか。という見方も出来なくもないが、彼女も語り部のストーリーのコマでしか無い。同じ事象が誰の眼から見ているかによって別のものに見え、何故か分からないが観客も道連れに破滅に突き進まされるところはこの作品の一番面白い所だ。
私的に一番興味を持ったのはやはりこの何故マクベスが破滅する事になったのかという理由だが、それは「見えない何かに操られていた」と言うしかない。これは作者【シェークスピア】の人生観を代弁しているのかなと思いましたが、最後の絶望的な結末が何故か滑稽さに逆転しているのが意外。これは黒澤流の演出なのでしょうか。私はどちらかというと自分の人生は何かに操られ支配されているのだと思っていますが、そういう言わば諦観を許さない緊張をこの映画は持っているのに最後は悲劇の中の喜劇性を引き出して終わっている。これはシェークスピアの本望なのか黒澤の翻訳なのか。私は黒澤の翻訳なのだと思う。
こういう点を読み取ると、
映画って、作り手のすべてを晒し出してしまう芸術なのだなと思いました。
芸術というものはすべてそうかもしれません。
別に芸術と言わなくても、人間のすることは総て中身の晒け出しだ。
※黒澤映画は世界で評価されているようなので、英語版の映画サイトImdb.comでどのよう…
[ネタバレ]「シェークスピア劇でも最高峰」 ☆☆☆☆☆
投稿者:港のマリー 2009年2月26日
シニソーヤさんから許可を頂いたのでタイトルにします。
わたしはシェークスピアの熱心な読者ではありませんが、この映画の原作「マクベス」はとても好きです。「人生はしょせん歩く影、憐れな役者」と気取り、ギリシア悲劇の正統を継ぎ、さらにそれに北方の憂鬱と血まみれの暗さを付け加えた破滅の壮絶さに唸っています。神々の定めた運命に人は抗えず、逃れようと画策すればするほど罠はきつく締まり、待ちかまえている死と狂気の餌食になるだけ。しかも知らなければ幸いな運命を中途半端に知ることで苦しみはいっそう増す。まことに不吉で恐ろしい芝居です。
黒澤明も三船敏郎も古典悲劇の端正さとは異なる個性の人ですが、この「マクベス」の秘めた不吉なパワー、ディオニュソス的な暴力性によく感応してすばらしく力感のある映画に仕立てていると思います。能の様式を意識したと言われていますが、ここでは様式や形式を内側から破るような力が漲っており、そこが後年の「乱」とは全く違うところです。「乱」も好きな作品ではありますが、傑作度からいえばこちらが上かもしれません。蜘蛛手の森が動くシーンなど、まあマンガ的と突き放せばそうなのかもしれませんが、わたしはいたく感激しました。村木与四郎の美術がなんといっても素晴らしいです。砂地に立つ黒い鎧壁の城の不吉さ、血染めの部屋の禍々しいこと。山田五十鈴の佇まいとぴったり合って凄味がありました。
知らなくてもよいことは知らずにいて下手に画策をしないこと。もちろん悪心野心は抱かぬこと。シェークスピアの教えを守って今日も何とか無事でした。


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