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解説
黒澤明監督が、敬愛する随筆家・内田百けんとその門下生たちとの交流をほのぼのとしたタッチで描いたドラマ。昭和18年の春。先生は生徒たちに、作家活動に専念するために学校を去ることを告げる。しかし、退職後引っ越した家にも門下生たちは遊びにやってくるようになる。ある日、先生の還暦の祝宴が開かれていた最中、空襲がやって来る。やがて、空襲で家を焼かれた先生と奥さんは、知人の厚意で借りた三畳一間の掘建て小屋で暮らすようになるが……。
ほのぼの楽しい作品でした ★★★☆☆
投稿者:イズミ 2001-02-08
小説家内田百〓が学校の教師を辞めて作家生活に入ってから亡くなるまでの話を描いた話。「阿房列車」や「ノラや」でおなじみの人情に溢れどこかとぼけた百〓先生の人柄がよく出ていたと思います。大人数での声の掛け合いも黒澤監督のオハコって感じで楽しく観る事ができました。

[ネタバレ]わたしだって、まあだあよと言ってみたい ☆☆☆☆☆
投稿者:ykk1976 2010年7月5日
内田百間の後半生の人生を描いた黒澤映画の遺作。
恥ずかしながら、内田百間さんのことは、教師をやっていた著名な小説家としか知りません。この作品を見て、「摩阿陀会」が開かれるほど、教え子に愛される姿を見て心がほっこりしました。内田百間さんの著作を、読んでみようかなと思いました。
松村達雄さんをすごく好きなので、
彼らしいユーモアがあり、哀愁を感じさせる演技に泣かされてしまいました。もう、亡くなられてずいぶん経ちますが、惜しい人が逝ってしまったなあとつくづく感じました。
黒澤映画常連の井川比呂誌さんもすばらしいのはもちろんですが、
所ジョージさんの演技いいですね。とっても自然です。
黒澤監督は、所さんにピカリと光るものを見たのでしょう。
遺書 ☆☆☆☆☆
投稿者:おーる 2010年3月14日
黒澤監督が、自分の遺作になると自覚して作っていたことは明らかでしょうね。
何だか、監督が「先生」に自分を重ね合わせている気がします。
作品としては、少し大袈裟過ぎる台詞がどうも馴染めませんでした。
黒澤映画は、映像だけで充分過ぎるほどの力がある(本作では個人的に、掘っ立て小屋で四季が巡るシーン、猫が怒りを表すシーンが印象的でした)ので、教訓じみた過剰に美しい台詞が多くて、感情移入を妨げられた気がします。
所ジョージ、井川比佐氏などは凄く良かったと思います。
しかし、先生の酒豪っぷりは圧巻ですね(笑)
[ネタバレ]金無垢 ★★★☆☆
投稿者:田舎のおばちゃん 2009年7月27日
これほど慕われた人も珍しいだろう。
近頃は自分の親にさえ、これほど尽くす姿はあまり見かけない。
恩師のために家を建てたり、いなくなった猫を探したり、門下生の働きには驚きだ。
親子二代にわたってみんな先生のことが大好きで、いつまでも傍に居たいのだろう。
ちょっと違うけど、チップス先生を思い出してしまった。
松村達雄、香川京子の夫婦役も、あの時代の夫婦像を感じられて良かった。


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