解説
日本では馴染みの薄かったタイ映画界で、本作はなつかしい音色の歌謡曲とともにタイ映画の「音」を見せてくれる。それが、60年代のタイに旋風を巻き起こした伝説のポップ・シンガー、スラボン・ソムバットジャルーンの歌謡曲。物語は「月が空を忘れないように、僕を忘れないで」という歌詞の通り、故郷の妻に想いを馳せるラブ・ストーリー。
あらすじ
歌うことが大好きな青年・ペンは村の娘・サダウに夢中。間もなく結ばれた2人だったが、幸せな新婚生活のさなか、ペンが徴兵に出ることになる。ある日、ペンは訓練所に巡業に来た芸能事務所のコンテストチラシを見つける。優勝すればプロの歌手としてデビューでき、サダウと一緒に暮らせる…。万感の思いで歌った「わすれな歌」は、周りを大きな感動に包み込んだ。しかし、これがペンの波乱の人生の幕開けとなる。

やわらかくあたたかな映画 ☆☆☆☆☆
投稿者:ねね 2009年11月24日
喜劇としてつくられたとのことだけれど、なんとも素敵な映画だった。恋が成就したのも束の間、軍隊にとられ、そこから人生の飛躍を夢見て脱出するも、悪い方へ悪い方へと転がってしまう主人公。妻を思いながらも、現状を甘んじて受ける主人公の口ずさむ「忘れないで」という曲が印象的。
苦しい時も悲観過ぎず、楽しい時は夢をどんどんふくらませていく人たち。最終近く、「忘れないで」と口ずさみながら、出演者が次々に現れるシーンでは、悪役でさえも優しい表情で表れ、感動。
生活もひどく苦しいはずなのに、なんとなく流されていく人々の柔らかな表情は、タイならではの感性なのかもしれない。
★3.9 ★★★☆☆
投稿者:TOM 2007年7月1日
なんてバカな男・・・、ラストシーンの一歩前まではそんな感想で終わりそうだったんだけど、最後に泣かせてくれました。
ひとつひとつのエピソードには全く同情どころか不快な感情さえ感じてましたが、全体を見てやっとこの映画の良さを知った感じ。
本当に大切なもの、若さゆえの愚かさ、甘くない世間など大事なことをそっと教えてくれる映画です。
[ネタバレ]ペンの芸名わろた~! ★★★☆☆
投稿者:クンチャ~ン 2007年4月15日
タイ語を知ってる人なら意味わかったかもしれないが、ペンの芸名「スラペーン ペットナムライ」、スラペーンはタイではルークトゥンキングと言われた今は無きスラポンと自分の名前かけ合わせかな??まあその辺は何となくわかりやすいけど 次のペットナムライ!! ペットはダイアモンド ナムライはヨダレ ペットナムライって言ったときマジ笑った~~!!タイの歌手に芸名でペットって使う人結構多いけど(特に昔)ペットナムライとは・・・
世界で見られているタイの映画です。 ☆☆☆☆☆
投稿者:swan 2007年3月27日
英語のタイトルは「MON-RAK TRANSISTOR」
この映画の主人公は徴兵制のせいで人生が狂ってしまいましたが、ドラッグに手を出したり、貧困のせいで出稼ぎに行く人たちが多いタイには、こういう平凡な生活を送っていたはずの人が人生を狂わせてしまう話、本当によくあります。
切ないですね。
タイ人って日本の演歌が好きな人が多いのですが、この映画を見ると納得。
あらゆる場面を見て、タイが懐かしくなる映画です。それだけリアルに作られている作品なんだと思います。


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