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ホテル・ビーナス

解説/あらすじ - ホテル・ビーナス

解説

ある最果ての街。片足が不自由な謎の老オカマ“ビーナス”がオーナーを務める“ホテル ビーナス”には、ワケありな人々が住んでいた。0号室の屋根裏部屋に住むカフェのウェイター兼ホテルの世話係“チョナン”は、ある過去のために生きる希望を持てずにいた。1号室には、酒に溺れる元腕利きの医者“ドクター”とホステスで元ヤミの名看護長“ワイフ”。3号室は花屋開業を夢見る娘“ソーダ”、4号室は幼い頃このカフェに置き去りにされ、いつもピストルを携える少年“ボウイ”が住んでいる。そこへある日、流れ者の男と幼い少女がやって来るが…。

あらすじ

最果ての街に佇むうらぶれた喫茶店の奥に、そのホテルは存在した。―ホテル・ビーナス―。そこには、心にさまざまな形の傷を背負った者が集っていた。ウェイター兼世話係のチョナンをはじめ、1号室には酒に溺れた元医者のドクターと、その妻のワイフが。3号室には花屋を開く夢を持ったソーダ、4号室には自らを殺し屋だと自らを語るボウイ、そして、片足が不自由な女装のオーナー・ビーナスが、そんな彼らを静かに見守っていた。そんなある日、無愛想な父と無口な娘がカフェ・ビーナスを訪れる。父親はコーヒーを注文すると「ビーナスの背中を見せてくれ」と、口を開いた。それは、名を隠し、このホテルに潜むための合言葉だった…。

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