解説
「そして僕は恋をする」のアルノー・デプレシャン監督が、別れた一組のカップルのその後の物語を並行して描きつつ、悲劇と喜劇が混在する複雑な人生の有り様を巧みな構成で語るコメディ・ドラマ。主演はデプレシャン作品の常連、エマニュエル・ドゥヴォスとマチュー・アマルリック。ジャン=ジャックとの3度目の結婚を控えた35歳のノラ。彼女には、最初の夫で今は亡きピエールとの間に生まれた息子エリアスがいた。現在は、彼女の父親が面倒を見ているが、ある日、その父親がガンで余命わずかであること知り、ノラは途方に暮れる…。
1.5割増し ★★★★☆
投稿者:ミカ 2010-07-08
何か始めは不快な表情ばかりが目に付く主人公役のE・ドゥヴォスだが、観ていくうちにどんどん魅力的にうつってしまうのは私だけではないはず。父親の最期を渾身的に尽くした彼女が、父親に蔑むような言葉を遺された場面は、非常に切なく、同情を感じさせられる。

イライラ ☆☆☆☆☆
投稿者:素浪人 2010年7月17日
フランス映画特有の間とか、言い回しが合わないようで観ていてイライラ。
それでも我慢し最後まで観ようと努力したのが、ダメだった。
[ネタバレ]嬉しいこと、悲しいこと ★★★★☆
投稿者:みみ 2008年10月26日
プライドが高く、自分で何もかも決めてしまう主人公のノラ。
強いふりをしているけど、常に誰かに愛されていないとダメで、実は自分の弱さを見て見ないふりをしてるだけ。
そんな危なっかしい彼女が自分にダブって見えて、いつのまにか応援してました。
最後のイスマエルのエリアスへの語りは、人によって説教くさく感じるかもしれませんが、最近ちょっと弱り気味だった私にとっては、なんだか何度も噛みしめたい言葉にあふれてました。
きっと、ちょうどこんな風に、誰かに言ってもらいたい時期だったんだと思います。
愛していた父親の言葉を、人知れず燃やした彼女。
きっと誰もが、人知れず手の中で握りつぶした悲しみをいくつか持っている。
悲しいこともあるけど、嬉しいことだってある。
人生は計算式では計れないけど、本当は何となく差し引きゼロで、後は自分がどっちを大きく捉えるかの問題なんだろうな、と思う。
[ネタバレ]35歳にしてすでに ★★☆☆☆
投稿者:lilyforest 2008年10月8日
「コメディドラマ」とありますが、コメディではないような気がしました。
まあ、人生すべてコメディだとする考えもあるでしょう。
人生いろいろ、人それぞれといえばそうなのですが、35歳にして3度目の結婚というのも、?でしたし、
今の彼女の職業が画廊勤務なのですが、なんだか違和感がありました。というのも、田舎の父に子供を預けていてパリで仕事をするからには、その職業に対しての矜持のようなものがあるからだと思うのですが、それがあまり感じられませんでした。
3番目の彼のことを優先したのか、そこに仕事があったから、なのかはわかりませんが。
1番目の彼とのことも衝撃的で、その後の2番目の彼とのいきさつもよくわかりました。
そして、その彼との再婚ならわかるのですが、
息子も彼を気に入っているにもかかわらず、息子とうまくいかない
実業家と、というあたりに、彼女の打算が感じられていやでした。
そして、息子とたまに遊んでもらうというのもまったく都合がいいなあ、と思いました。
父がガンで余命が・・・というあたりもよくあるパターンのように
思われました。
でも、人生パズルのようにすべてのピースがきれいにあてはまるわけでもないわけで。
小さな息子の立場からすると、なんと複雑なことか、と思います。
だけどヨーロッパのではこういった形も別にめずらしくもないのかもしれません。
島国の単一民族の私たち日本人が特異なのかもしれません。
心地よい刺激 ★★★★☆
投稿者:豚トロ 2008年2月29日
ほんと久々の鑑賞だけども、あいかわらずアルノー・デプレシャンの作品はほんとオレに心地よい刺激を与えてくれる。
まだ1度しか観てないし、もともと構造が複雑で難解な映画なんで、おそらくはまだ全然理解はしていないんだろうけど、なんなんでしょう、彼の作品を観ているとき特有のこの感覚は。唐突な展開に困惑しつつ、なぜか腑に落ちてしまう。断片断片が不親切にも関わらず、観てる側のイメージがものすごく広がる。もう、いちいち裏切ってくれるし。すばらしい。
きっと、観た人の解釈は10人いたら10通りなんじゃなかろうか、というくらい、その人の立ち位置によって全然見えかたが違うんだろうな。オレ的には、ノラとイスマエルの両方に共感してしまった。それがまたイタ気持ちいい感じで。
内容的には『そして僕は恋をする』に近いのかな。あれほどポップではないけれども。そして監督自身が年取ったからか、死というものがこの映画の中でかなりの位置を占めている。というか、死と生の物語と言ってもよいのかもしれん。そんな重さの中で、イスマエルの軽さがまた実に心地よくて。なかなか好感触の映画でございました。もう一度観ないといけないけど。
で、改めてデプレシャンの過去の借りようかなと思ったら、『エスター・カーン』しかないやん。せっかくだから他のも入れようよ、ディスカスさん。
二時間半、長い ★★★★☆
投稿者:バランバラン 2007年12月9日
コメディだと思い込んでいたので、ノラの父親からのメッセージにはちょっとびっくり。
でも最終的には皆さん自分の道をみつけたというか、一応ハッピーエンドなのかな?
ノラの二番目の夫、イスマエルはなかなかのダメ男。
芸術家肌が災いしているのでしょうか。
知らないところで人から憎まれていたり、結構さんざんな人生で、第三者に無理やり精神病院に措置入院させられてしまいます。
何だかほっとけない風貌、キャラクターなので、こういう人は女性にはモテるんじゃないかなーと思いながら見てました。
イスマエルの父親がスーパーの強盗に全く動じないシーンには笑ってしまいました。(実際に起こったら笑えないけど)


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