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解説
さまざまな事で傷つき、心を閉ざし た登場人物たちが、日々の暮らしに小さな喜びを見出して、心を開いていく姿を描く山田太一脚本のヒューマンストーリー。現代社会に生きる人間たちが不器用に交流し、少しずつ希望を見出していく姿を通して、普段、気づかないことでも、実は奇跡的な幸せだというメッセージが込められている。山田太一が連続ドラマの脚本を担当するのは11年ぶり。独特のセリフ回しや、人間の深層に流れている感情の動きを、仲間由紀恵や加瀬亮ら演技派キャストが、どのように演じていくか注目。
あらすじ
ある日、駅のホームでたたずむ藤本 誠(陣内孝則)を見た中城加奈(仲間由紀恵)は、見ず知らずの男・誠が自殺をしようとしているのではないかと思う。また同じく駅のホームに偶然居合わせた田崎翔太(加瀬)も、同時に危機感を感じたが、なんと2人で誠を突き飛ばしていた 。誠は「自殺なんて考えてなかった」と憤ったが、不思議な縁で出会った加奈と翔太。その場は別れたが、翔太はなぜか加奈のことが気にかかり、加奈を追いかけて駅の外へ。その日は見失ったが、喫茶店で偶然、加奈と再会し、少しずつ距離を縮めていく。

ひとりじゃない ★★★★★
投稿者:桜 2009-10-03
傷を抱えた若い男女が<偶然>出会い、惹かれあう・・・。ゆっくりした展開・なかなか進展しない二人の関係。そこに家族も絡んできて・・登場人物それぞれ何かを抱え、相手を想うがゆえに不器用で無神経な言動があったり・・とイライラしながらも、どこか安心して見れるト゛ラマでした。人との繋がりを考えさせられました。 ヘ゛テランの役者さんはもちろんですが、主演の二人もよかったです。等身大の女性を演じる仲間さんを初めて見ましたが、お見事でした。加瀬さんは、さすが!って感じ。二人の雰囲気がすごくよくて・・。<その後>が気になり、続きが見たいト゛ラマです。

最終回からみました ☆☆☆☆☆
投稿者:にゃんたにゃんた 2010年2月6日
テレビで最終回をみてから初めからレンタルし始めました。
加瀬亮は『花よりもなお』ではまりました。
だからみてみたかった。
こんなふうに丁寧なメールをしたことがない。会話も不自然なほど
あからさまに言葉にしにくいことを相手が言う。
実際にはありえないカップルだとおもいます。
でも、脇を固める俳優たちが年齢をものともせずいきいきしています。
今、落語にはまっているので気がつきましたが
八千草薫演じるおばあちゃんが、孫に
「落語が聞きたい気分なのよ。友達はみんな死んじゃうのよ」と言って聞いているCDは古今亭志ん朝です。
八千草薫と古今亭志ん朝は若い時実際に競演した友のようで、志ん朝さんは若くして亡くなりました。
だからこそあのシーンがあるのかなと、思いました。
あんなにきれいに世の中はいかないけれど、それでもなお、こうありたいと願い、温かい気持ちになる話です。
ありふれた奇跡 DVD-BOX
人間くさい。そこがいい。 ★★★★☆
投稿者:maki 2009年9月19日
山田太一さんの連ドラを見るのは初めてかも、、、 倉本聰さんの作品が好きな私は山田太一さんのドラマも好きかもしれないと思い、見てみました。
独特の言い回しには最初ちょっとびっくりしましたが、だんだん慣れてきてそれも味だなと思えるように。
そして、誰もが持っている弱い部分に共感したり、苛立ったり。どんどんはまってしまいました。
人間くさいドラマですね。そこがいい。
笑えるシーンも多かったです。特に、主人公のお父さんたち、、、 風間杜夫さんと岸部一徳さんのヒミツはほんとおかしかった。
そしてこのドラマでますます加瀬亮さんが気になる俳優さんになってしまいました。
ありふれた奇跡 DVD-BOX
大御所太一センセイ、最後の連ドラ ★★★★☆
投稿者:ひより 2009年9月11日
テレビ放送中も、全話、しっかり観ていましたが、重いテーマでありながら、じんわりと暖かくて、あまりにひたってしまったもので、再度チェックしてしまいました。やっぱり私にとって、ここ数年で一番の連ドラです。
ただ、山田太一センセイ独特のせりふ回しに、最初は若干とまどいました。加瀬亮と仲間由紀恵の会話の妙な堅苦しさに、まだるっこさを感じてしまうのです。
でもそれは、仕方がないです。もうセンセイは70代。今時の若者の会話のテンポなんかに合わせる必要、一切ないです。
逆におじいちゃん役の井川比佐志とおばあちゃん役の八千草薫の活き活きした演技!胸にひびくリアリティのある台詞!さすが中高年を描かせれば、センセイは他の追随を許しません。その辺のうすっぺらい人気漫画原作のドラマなど足元にも及ばない重厚感にすっかり魅せられてしまいます。
「若者に媚びた展開の早い、次回に引っ張るような品のないドラマは書きたくない」「視聴率に振り回されたくない」と、もう連ドラはやらないようなのが残念でなりません。
二時間ドラマで、また太一センセイの世界にどっぷり浸かれる日を楽しみにしています。
ありふれた奇跡 DVD-BOX
[ネタバレ]60pts. 【脚本】山田太一 ★★★☆☆
投稿者:ヴィル 2009年8月27日
プラットホームから飛び込んで自殺しようとしていた人を、
同時に助けようとした、
男と女。
この二人も、過去に自殺しようとした経験がある二人だった。
この3人の人生を中心に描く、
家族をテーマとしたドラマという感じ。
男を加瀬亮、女を仲間由紀恵、自殺しようとした人を、
陣内孝則が演じる。
ちょっと、登場人物が、全体的に、保守的すぎる考え方が多いこと、
つまり、年齢層とか、いろんな人が出てくる割りには、
その行動様式が、その年齢にふさわしくないと言うか、
全体的な発想が、ちょっと、年寄りじみている感じがする。
そういう意味で、登場人物に、
個性というか、広がりがない。
話し方も、単語話というか、
受け答えが、どのキャラクターも、同じ感じで描きすぎていて、
一人がしゃべっている形にも、聞こえなくはない。
メールなどの連絡の取り方も取り入れて、
一見新しいようだが、、
なんとなく、文面が古くさすぎたり、
ちょっと、そのあたりの感覚が、悪い感じ。
ただ、根本的なストーリー展開は、
そこそこリアリティがあって、
いい感じだったと思う。
だから、年齢層が高い人には、そういう違和感は、
あまり感じなくて、むしろ、逆に、
穏やかな感じがして、いいのかもしれない。
ま、私としては、年齢は、
加瀬や、仲間より、年齢は、上だけど、
なんか、行動様式としては、私より、上な感じなので、
そのあたりを、きちんと、修正して、
年齢相応の、言葉遣いとか、行動を、もうちょっと取り入れたら、
もとが、悪くないだけに、
もっと、リアリティのある、
いいドラマになったのではないかという感じがするね。
ありふれた奇跡 DVD-BOX
山田太一脚本最後のドラマ、セリフの一つ一つが生きている。 ☆☆☆☆☆
投稿者:やすりん 2009年8月24日
「もう連続TVドラマはこれが最後です。」そう言い切った山田脚本のドラマ。
最近の漫画が原作の物語の展開の連続性だけで引っ張るドラマとは一線を画している。
「ふぞろいの林檎たち」からの山田脚本のファンだが、今回も一話一話のキーとなるセリフが見逃せない。
山田太一本人も時代の移り変わりをセリフや小物で随所にちりばめながら現代社会の問題点の核心に近づいて行く。
エンヤの曲も素晴らしい。現代的な面白さのみを追及するドラマという点では視聴率がその結果を反映していると思うが、セリフの重みという点では珠玉の作品である。
最近では倉本聡脚本の「風のガーデン」とこの「ありふれた奇跡」が群を抜いた作品。
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