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解説
たった一人で月に3年間滞在することになった男が、やがて不可解な現象に巻き込まれていくさまをミステリアスに描いた本格SFサスペンス。主演はサム・ロックウェル。監督はデヴィッド・ボウイの息子でこれが長編デビューの新鋭ダンカン・ジョーンズ。巨大燃料生産会社と契約し、月でたった一人の仕事に従事する宇宙飛行士のサム・ベル。人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に、月でエネルギー源ヘリウム3を抽出・精製し地球へ送る単調な毎日を送っていた。唯一の慰めだったTV電話も交信不能となってしまい、ますます孤独感に苛まれていく。そんな中、3年の任期終了まであと2週間となる。肉体的、精神的にも、いよいよ限界を感じつつあるサムだったが…。
[ネタバレ]原題「Moon」 ★★★★☆
投稿者:ゴロウ 2011-12-17
久々に、センスを感じる邦題の作品です。若干のネタバレは匂わせますが(笑)。古典作品にも通ずる雰囲気の、実存主義的香りのするSF映画の良作です。
一人なのか一人じゃないのか ★☆☆☆☆
投稿者:つきつっつき 2011-11-19
地球で観ているのに地球を遠く感じました。
不思議な感覚 ★★★★☆
投稿者:ちゃなこ 2011-11-04
最初はどちらがクローンでどちらが本物?って分からない展開… クローンは敵なのか…?なぜクローンがいるのか…? 疑問だらけの展開が徐々にハッキリしていくのが面白い。 自分の為にクローンを殺せるか…? 不思議な感覚になるけど、面白い映画でした。
SFサスヘ゜ンス ★★★★★
投稿者:moussy 2011-11-04
スリルがあって面白かった!
クローン人間に人権はあるのか? ★★★★★
投稿者:吟遊映人 2011-08-25
この作品のテーマはズバリ、“企業と労働者”そして“自我”である。捉え方は人それぞれだろうが、クローン人間が登場することで、作品のテーマはグッと現実味を増す。人工的に生産されたクローン人間に人権はないのか? 企業の馬車馬となって働き、生涯を終えていくだけのロボットに過ぎないのか? いや、クローンにだって自我はある。なぜならクローンは列記とした人間なのだからと、そういう倫理的意味合いが色濃く感じられた。さらに、企業対労働者という点についてはもっとあからさまで、暗に資本主義社会の行き詰まりをほのめかしているようだ。本作を製作したのはイギリスの映画会社であるが、さすがに重厚にして格調高く、とかくB級に陥りがちなSF作品をテーマ性の強いものに仕上げている。非常に完成度の高い、新しいSF映画であった。

Sの昇天 ☆☆☆☆☆
投稿者:港のマリー 2012年2月7日
まずは「2001年宇宙の旅」さらに「惑星ソラリス」「ガタカ」「ブレードランナー」「エイリアン」と、過去の有名SF映画の香りが、そこここに漂います。一部、「浦島太郎」「かぐや姫」の逆バージョンもあります。
まったくないのは「スターウォーズ」のような宇宙戦争、大規模侵略系要素、全体にこじんまりと物静かなSF映画です。
その分深いか?というと、それがそうでもない。ここで描かれる孤独は、宇宙の暗黒に一人漂う絶対的な孤独ではなく、もっと世俗的な孤独です。
たとえば、派遣会社の用意した殺風景な寮の部屋、薄い壁を隔てて人がいるのにひしひしと孤独感が迫る、インターネットの書き込みにも今日は反応がない、オレは世の中から見捨てられた一人ぼっちだ…というような。
かつて男の子たちが夢中になった“ジオラマ”のような月面と月面車のシーンのレトロ感が、そんな日常性をいっそう感じさせます。
壮大な構想とパワーが持ち味の昔の名作に対して、本作は「私小説ふうSF」とでも言えるか、と思いました。
自分とは何かという、ガタカ的な問いにも即物的な回答が与えられてしまっているので、探求は深まりません。
ただ文字通り「代わりはいくらでもいる」と、容赦なく労働者を使い捨てにする会社の冷酷さはとてもよくわかる設定です。そのあたりも今ふうだと思いました。「エイリアン」でも会社は非情な存在でした。
サムが苦しむ病状も時代を反映して、エイズの末期を意識したのかと感じました。「ブレードランナー」ではもっとあっさりしていましたね。
梶井基次郎の「Kの昇天」は肺結核で療養中の青年が、満月の照らす真夜中の浜辺で自分の影と戯れるうち、影を自分の分身と思い込み、肉体は分身に預けて波に任せ、魂は月光をさかのぼって月に向かうというお話でしたが、本作のサムは“記憶”だけを月に送ったのでしょうか。
月に囚われた男 コレクターズ・エディション
[ネタバレ]見れば見る程、ひきこまれました。 ☆☆☆☆☆
投稿者:みーtan 2012年1月22日
たった一人、月で仕事する主人公……。
会話相手は、ロボットだけ…毎日毎日、単調な日々の繰り返し……。
なんで、一人だけやねん!
何かあったらどないすんねん!!
ありえへんやろー……と、最初は思っていた。
……なるほど、一人でいいわけだ………。
ストーリーだけとると、
悲しいような、切なくなるような…複雑な心境……。
でも、ラストは清々しく感じた。
反撃(反乱?)をやり遂げたかのようで……。
主人公(達?)の想いが、報われた気がしました♪♪
月に囚われた男 コレクターズ・エディション
3年間の孤独と、「記憶」の非情 ☆☆☆☆☆
投稿者:vanilla coke 2012年1月15日
おすすめ度★★★☆☆
監督自らが「1970~1980年代のSF映画へのオマージュ」と明言している通り、
これはSFの王道的な作品であります。
戦闘機やモンスターなどは一切登場せず、あるのは美しい月面世界と、時間や人間としての感覚を麻痺させる無機質な空間のみです。
使い古されたプロットかもしれませんが、現代的な映像で非常にていねいに世界観が表現されています。
自分にとって画質や映像というのはとても大切な要素で、ストーリーに没入出来るかどうかの重要なキーとなります。
派手な演出はありませんが、残る余韻や後々何かを考えさせられるような魅力があるのは秀逸なSF独特のものだと思います。
ただ、他の方も書いていましたが、エンディングはちょっと蛇足だったように思います。
ともすればハッピー・エンディングなわけですが、この手の映画は多少皮肉なくらいがちょうどいい。
せっかくうまく表現していた宇宙空間の冷たさ、実社会の冷酷さ等々、台無しになりかねない。
これはオススメです。
SF好きな方は是非!
特典映像のショートフィルム『WHISTLE』もおすすめ。
月に囚われた男 コレクターズ・エディション
不親切かつ超面白い ☆☆☆☆☆
投稿者:ぷらぷら 2011年12月30日
「2001年宇宙の旅」かと思うと「エイリアン」だったり
「アウトランド」だったり、
かと思うと、萩尾望都だったり、と色々脳裏をよぎる。
懇切丁寧な説明のない映画だけど、
センス・オブ・ワンダーあふれる曲者SFが堪能できる。
この映画は、
・何の前知識も入れないで
・最初に現れる複数の「なにこれ?」に大いに惑わされて
・そのうち出てくる「真の謎」にガップリ食いついて
・謎に食いついたまま、切なさに身もだえする
のが一番楽しい見方だと思う。
で、見終ったら、もう一度最初から見てみよう。
「あっ、ここからちゃんと伏線始まっていた!」
「このシーンって、こういう意味だったんだ…」
とまた面白い。
月に囚われた男 コレクターズ・エディション
[ネタバレ]設定ありきの短編を忠実に映像化したような感じ。 ☆☆☆☆☆
投稿者:move 2011年12月1日
ガタカ系の静かなSFですね。片や宇宙を目指し、こちらは地球を目指しと話自体は逆ですが……。
変にゴテゴテ積みこまなず、設定とストーリーラインだけで勝負に来てるのは好感。
基本的に基地と月面の往復で、登場人物も少ないので、人は選ぶと思いますが、
それがまた作品の雰囲気を出してる感じもするので、私はこれでいいと思います。
同一人物でも年月で変化する表現として面白かったのが、ピンポンの件で、
クローン同士の人間臭い、傍から見ればシュールなやり取りはもう少し見たかった。
物語としては一応ハッピーエンドですが、クローンの彼の人生がそう長くないことを思うと、
彼にとっては必ずしも幸せではないところも、含みがあっていいエンドでした。
ボウイの息子という予備知識しかありませんでしたが、
ダンカン・ジョーンズは今後動向に注目したい監督になりました。
月に囚われた男 コレクターズ・エディション


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