解説
「キッチン・ストーリー」のベント・ハーメル監督がクリスマスの夜を迎えたノルウェーの小さな町を舞台に贈るヒューマン群像ストーリー。レヴィ・ヘンリクセンの短編集を基に、様々な悩みや問題を抱えた人々が聖夜に織りなす悲喜こもごもの物語を、複数のエピソードを並行して綴る構成で描く。イブを迎えたノルウェーの小さな町。結婚生活が破綻し妻に追い出されたパウルは、我が子に会いたい一心でサンタクロースに変装すると、妻の新しい恋人のふりをして我が家に入り込む。パウルの友人で医師クヌートは、コソボ出身のカップルの出産を手伝わされる。少年トマスは、ご馳走を囲む家族よりも、クリスマスを祝わないイスラム教徒の女の子ビントゥとの時間を楽しみ…。
[ネタバレ]君が恋しくなったよ、と彼は言う ★★★☆☆
投稿者:ぶつを 2011-12-21
特にきれいでも感動的でも作りこんでもいない、そんなあっさりさが心地良かったが、人によっては物足りなく感じるかもしれません。
ホルテンさんの監督さん作品だと知って、納得。
いくつかの短編が入りくむお話ながら、無理矢理に結び付けたりしていないところが静かでよかったです。
ここに登場する人たちにとって、クリスマスは特別なものなんだろうな。
商業的に盛り上げられるイベントではなくて、自分の心にとって特別な日。
そういう心が起こす事件、そういう心に与えられる事件。
どれも不完全で楽しいというよりむしろ哀しくさえあり、前途も多難、惨めでさえあるのに陰惨ではない。
希望の芽生えや取り戻す心もある。
それがクリスマスのもつ特別な力。
個人的には、一人の男とそいつに愛され愛する2人の女たちの3人が、微妙に視線を交し合う、生々しく赤裸々でいてコミカルなクリスマス礼拝シ-ンがおもしろくて好きです。


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